就労支援と社会貢献の新たな形
2025年5月、宮城県大崎市に位置する「キャリカク古川駅オフィス」では、企業向けの実務受託サービスを本格的に開始しました。この取り組みは、障がいを持つ方々の就労支援と社会貢献を同時に実現することを目指しています。実務受託サービスでは、デザイン補助やデータ入力、SNSコンテンツ制作など、企業が依頼しづらい小規模な業務を意識しています。
背景と概要
「キャリカク古川駅オフィス」は、2025年4月に開所した就労継続支援B型事業所です。特にパソコン・デジタル業務に特化した訓練プログラムを提供し、障がいのある方々が社会で活躍できるよう段階的にスキルを磨く場を設けています。最近のニーズに応える形で、企業からの「ちょっとした実務業務」の受託を始めました。具体的には、次の業務を受け付けています:
- - SNS投稿の下書きや画像作成
- - 名刺やリストデータの入力と整理
- - 簡易なチラシ・PDFの作成補助
- - 書類やスキャンデータの並び替え・ファイル化
- - ECサイトの商品情報の整理補助など
利用者と企業の双方にメリット
これらの業務は、就労を目指す利用者にとっては“実際の仕事に近い訓練”となり、企業側から見ても「障害者雇用に踏み出す前に試したい」というニーズに応えるものです。「インクルーシブな社会の実現」や「地域との共創」を目指す企業活動として位置づけられ、結果的に社員や顧客との共感を育むブランディングだとされています。
代表の思い
「企業が無理なく“社会貢献の選択肢”を持てるよう、私たちがその橋渡しをしていきたい。」と株式会社kibidango代表の二階堂未央氏は語ります。彼女は、新たな業務受託サービスが、企業の社会的責任を果たす手段として機能することを期待しています。
施設概要
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名称: キャリカク古川駅オフィス
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運営: 株式会社kibidango(本社:宮城県仙台市)
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所在地: 宮城県大崎市古川台町9-20 リオーネ古川A2-2号室
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開所日: 2025年4月
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問い合わせ: 0229-25-7425
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Webサイト:
キャリカク古川駅オフィス公式サイト
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Instagram:
キャリカク古川駅オフィス Instagram
このサービスが広がることで、さらに多くの障がいを持つ人々が社会参加を果たせるよう願っています。企業の皆様の少しの協力が、大きな変化を生む第一歩になるでしょう。