男女のカーライフ調査
2025-11-27 10:07:40
カーライフ実態調査から見える、男性と女性のクルマに対する意識の違い
男性と女性のカーライフ実態調査の興味深い結果
最近、リセールバリュー総合研究所が全国の男女650人を対象に「男と女のカーライフ実態調査」を行いました。この調査は、クルマに対する価値観やお金の使い方が、性別によってどのように異なるかを明らかにするためのものです。
調査の概要
この調査では、男女650人(男性324人、女性326人)を対象に、購入予算やローン条件、理想のカーライフ観、高級車に対する意識など、様々な視点からデータを集めました。集計方法はインターネット調査で、2025年10月27日に実施されました。
金銭感覚にみる違い
調査結果から特に注目すべきポイントは、男女の金銭感覚に顕著な違いが見られたことです。「自分の金銭感覚が堅実だ」と考える人は、女性が35.3%、男性が28.1%で、女性の方が堅実さを意識していることが伺えます。また、金銭感覚について「わからない」とする回答は男性に多く、これには差を感じない傾向が顕著でした。
クルマの捉え方
クルマの位置付けについても興味深い結果が得られました。自動車費用を「生活費」と考えるのは、女性が36.8%、男性が34.6%で、女性の方が車を日常的な支出として捉える傾向が強いようです。一方、男性では「趣味・娯楽」として考える割合が39.8%と高く、楽しさを重視する意識が根強いことが分かります。現代の節約志向の中でも、どちらかと言えばクルマは「心の余裕」として扱われているようです。
予算設定と堅実な選択
クルマにおける購入予算の上限は、男女ともに「100~200万円」が最も多く、コストを重視する傾向が見て取れます。男性の31.3%、女性の27.5%がこの価格帯を選択しており、全体の意見として「高額車購入志向」は非常に少ないことが明らかになりました。また現実に見合った価格設定が定着していることが示唆されています。
ローンに対する意識
ローンの組み方についても、金利や月々の支払額を重視する姿勢が強く、男女ともに金銭面での堅実な考え方が浮き彫りになりました。特に、手続きの簡便さや審査の通りやすさを重視する層が少なく、金銭面に対する不安感が反映される結果となりました。
理想のカーライフ像
理想のカーライフについて、男性は「デザインのかっこよさ」に寄せる一方、女性は「運転しやすさ」や「安全性」に多くの関心を寄せていることが分かりました。特に男女でお金を何にかけたいのかという点においても、異なる価値観が見え隠れしています。
モテるための車は過去のもの?
調査の中で7割の人々が他人の車に関心を持たなくなっていることが浮き彫りになり、特に女性は「全く気にしない」と回答した割合が高く、クルマのステータス価値感の変化を示しています。今や、車を持つこと自体が個人の魅力に直結しない時代になったようです。
高級車の捉え方
高級車についての意識調査では、「特に何も思わない」という回答が多く、気になる相手が高級車に乗っていても、ポジティブな印象を抱く人は少なくなっています。特に女性の中では「お金の使い方が心配になる」と感じる人が多く、かつての憧れの象徴としての高級車は、現実的な懸念へと変化していることが伺えます。
まとめ
調査全体を通じて、男女のカーライフにおける意識の変化が顕著に表れています。「車でモテる」という過去の価値観は、現代では堅実で現実的なカーライフに取って代わられつつあります。この変化は、ライフスタイルの多様化や経済的な背景からくるものでしょう。今後もこのようなカーライフの実態が、私たちの日常にどのような影響を与えていくのか注目が必要です。
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