NTTドコモがR2Engineを導入
株式会社NTTデータとセカンドサイトアナリティカ株式会社は、NTTドコモのdカード与信審査に最新の技術、R2Engineを導入しました。この動きはドコモが金融・決済サービスを拡充しようとする中で、大きな一歩となります。
導入の背景と目的
ドコモでは、金融サービスを強化し、dカードの取り扱いが拡大している状況です。この成長に合わせて、効率的で柔軟な与信審査のシステムが求められていました。特に、他のサービス拡張を見据えた高収益化を目指す中で、先進的な審査エンジンが不可欠でした。
そこで、NTTデータとセカンドサイトアナリティカは、それぞれの専門性と実績を活かし、R2Engineの導入を決定しました。NTTデータはドコモのシステム開発を長年にわたって支えてきた企業であり、セカンドサイトアナリティカは金融領域での豊富なプロダクト導入実績を持っています。このコラボレーションにより、より高機能な与信審査システムが実現されることになります。
R2Engineの特徴
R2Engineは、日常業務での大量データ処理に対応し、審査ロジックの柔軟な設計が可能です。これにより、審査フローを安定的かつ迅速に運用できます。特に特徴的なのは、AIモデルや最適化モデルを用いた審査フローの実現が可能で、これにより審査業務が一層高度化されることです。
さらに、開発した審査フローはテストやレビューを経て商用環境で安全に運用される仕組みも整備されています。また、R2Engineは同時に複数の審査フローを実行できるため、他のサービスへの展開も容易になります。こうした機能により、ドコモは将来的な事業拡大への対応力を高めています。
各社の紹介
株式会社NTTデータ
セカンドサイトアナリティカ株式会社
- - 所在地: 東京都千代田区神田西福田町3番地RBM神田ビル6階
- - 事業内容: 機械学習やディープラーニングを活用したアナリティクスに特化した技術企業。多様な業種に対するIT基盤やAIサービスを提供。
- - ホームページ: https://www.sxi.co.jp/
この取り組みを通じて、NTTドコモはdカードのサービス向上を図り、さらなるユーザーの信頼を得ることを目指しています。今後の展開に期待が高まります。