京都芸術大学、健康診断車のデザインコンペで学生が社会貢献!
京都芸術大学では、一般財団法人京都工場保健会と連携し、健康診断車のデザインコンペを実施しました。このコンペは、学生が社会課題解決に貢献する「社会実装プロジェクト」の一環として、2015年から毎年開催されています。
今年は、18件のデザイン案が応募され、審査の結果、ビジュアルデザインコース4年生の布施 希美さんの作品が最優秀賞に選ばれました。布施さんのデザインは、鹿と小鳥、植物を用いて健康にいきいきと生活できる喜びを表現しており、オレンジや黄色の暖色系の色使いで、見る人に明るい気持ちを与えてくれるようなデザインとなっています。
優秀賞には、同じくビジュアルデザインコース4年生の堀江 亜美佳さんの作品が選ばれました。堀江さんの作品は、ぴょんぴょんと元気に飛び回るうさぎをモチーフに、カラフルで優しいトーンでデザインされています。
受賞作品の発表と表彰式
2024年7月8日(月)に、京都芸術大学 望天館 2F 大会議室にて、表彰式が執り行われました。式典には、京都工場保健会の井上春喜副事業部長をはじめ、関係者が出席しました。
最優秀賞を受賞した布施さんは、「このデザインを通して、健康診断車が人々の生活に少しでも彩りを加えられたら嬉しいです」と喜びを語りました。
京都芸術大学と社会実装プロジェクト
京都芸術大学は、国内最大規模の総合芸術大学として、芸術を通して社会で必要な力を育成しています。特に、社会と芸術の関わりを重視した教育を推進しており、企業や自治体などの課題を学生がアート・デザインの力で解決する「社会実装プロジェクト」が年間100件以上実施されています。
今回の健康診断車デザインコンペも、学生が社会に貢献する取り組みの一例です。今後も、京都芸術大学は、社会と連携した活動を積極的に展開していく予定です。
京都工場保健会の取り組み
京都工場保健会は、1941年に民間で初めてレントゲン車を配備した歴史を持つ団体です。現在では、胃部・胸部レントゲン車、婦人科検診車などを含む計44台の検診車を所有しており、年間50万人以上の方々に健康サービスを提供しています。
健康診断車のデザインコンペを通して、京都工場保健会は、より多くの人に健康への関心を持ってもらい、健康増進に貢献することを目指しています。
学生たちの社会貢献
今回のデザインコンペでは、学生たちが持ち合わせた創造力を活かし、社会課題解決に貢献する素晴らしい作品を生み出しました。学生たちの熱意と社会への貢献意欲は、今後の社会をより良い方向へ導く力となるでしょう。