生成AIを活用した革新へ向けた挑戦!ポケット・クエリーズのアイデアハッカソン
2025年4月16日、株式会社ポケット・クエリーズが初台本社にて開催した「アイデアハッカソン」は、生成AI技術を業務に実践的に活用するためのワークショップでした。参加者は、異なる部門から集まった24名で、4つのチームに分かれ、業務上の課題に関連したアイデアを競い合いました。特に注目されたのは「業務プロセスの革新」、「社内ナレッジの活用強化」、「顧客との接点強化」というテーマです。
このハッカソンの背景には、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)が進む中、生成AIの活用が急速に進展し、従業員のAIリテラシー向上が求められています。株式会社ポケット・クエリーズでは、社員の90%以上が生成AIを日常的に利用する一方で、「検索に不安を感じる」や「使い方がわからない」といった声も上がっています。そこで、参加者たちはそれぞれの専門性を持ち寄り、実務に役立つツールの活用方法を探る機会としました。
生成AI活用レベルの設定
ハッカソンに際して、株式会社ポケット・クエリーズは生成AIを活用するためのレベルを独自に定義。レベルを7段階に分け、その中で特に「応用活用・思考支援」と位置付けられたレベル4を全員が目指しました。このような明確な目標が設定され、参加者たちは意欲的にハッカソンに挑みました。
さらに、各チームはアイデアを具体化するにあたり、実際の業務に即したケーススタディを参考にし、生成AIによる業務改善を意識した提案を行いました。その結果、非常に具体的で実用的なアイデアが生まれ、社内での実践的な活用が期待されるものとなりました。
アイデアハッカソンの結果
ハッカソンの中で特に評価されたのは、片平チームが提案した「案件適応アナライザー『スクスク』」というアイデア。このツールは、顧客の要望に基づき、技術的な対応可否やリスクの判断をするためのもので、実務に基づく具体的な支援が可能です。提案書の下書きや過去案件の分析など、業務に直結する機能が盛り込まれており、少人数営業のニーズにも適した工夫があると評価され、見事に社長賞を受賞しました。
未来に向けた展開
今回のハッカソンは、単にアイデアを提案するだけでなく、自社内での応用可能性をしっかりと検証する場でもありました。これにより、顧客向けのPoC(Proof of Concept)やAI導入支援につながる基盤が確立されることが期待されています。また、将来的にはパートナー企業と連携しながら、生成AIを活用した新たな事業価値の創造や、業務における課題解決に取り組む姿勢が示されました。
株式会社ポケット・クエリーズは、現場に特化したDXツールの開発を進め、人材不足のテーマに取り組み続けていきます。今後も、生成AI技術を活用し、さまざまな業務の革新を実現するための活動を続けていくことでしょう。
これら全ての取り組みを通じて、ポケット・クエリーズが目指すのは、業務現場に新たな価値を提供し続けることです。今後の動きに期待が寄せられています。