環境循環型アグリシステム
2022-08-25 10:00:03

京都府立大学とAGBIOTECH社が環境循環型アグリシステム実証実験を開始

京都府立大学とAGBIOTECH社が新たな挑戦



京都府立大学とAGBIOTECH株式会社は、環境循環型アグリシステムの実証実験を開始しました。この取り組みは、急速に進む人口増加や環境変動、さらに農地開発による自然環境の破壊、さらには国際的な経済問題の影響を受けて、お互いに関連する「食」の問題解決を目指しています。生活の基盤ともいえる「食」は、技術革新によって製品を大量に生産できる一方で、化石燃料や化学肥料の過剰使用による資源の枯渇や環境への負荷が大きな課題となっています。

この実証実験の目的は、日本および世界中での食糧生産問題を解決するために、安全で持続可能な食糧生産技術の開発に貢献することで、具体的には以下の三つの事業分野に取り組みます。

1. 米の科学分析:米は日本人にとって主食の重要な位置を占めており、その生産方法や成分に対する科学的アプローチが重要です。

2. ビオファーミング法の解析:化学肥料や農薬に依存せずに自然の力を利用した農業方式であるビオファーミングの方法論を科学的に明確にし、エビデンスをもってその効果を証明します。

3. 食用昆虫の飼育システム:持続可能な新たなタンパク源として注目を集める食用昆虫の生産システムを確立し、これを通じて環境への負荷を低減する方法を模索します。

AGBIOTECH社は東京都港区に本社を置き、ビオファーミングに関する事業、研究およびコンサルティングを行っています。一方、未来食研究開発センター株式会社は京都府木津川市に位置し、食品成分解析や農業環境の評価、IoT技術を駆使した研究開発を行っています。

この両者の連携により、生態系に優しく、持続可能な食糧生産技術が開発され、結果的に日本発の環境循環型アグリシステムが確立されることを期待しています。社会全体が求めるサステナブルな未来に向けて、一歩踏み出すこの実証実験が果たす役割は大きいです。

今後の進展が注目されるこのプロジェクトは、テクノロジーを駆使して人々の食生活をより良いものへと変えていく可能性を秘めています。私たちの未来の「食」を支える新たな技術の開発を期待しつつ、この取り組みに関する最新の情報を引き続き追っていきます。

会社情報

会社名
AGBIOTECH株式会社
住所
東京都港区海岸2-6-31日建ビル7階
電話番号
03-6271-9680

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。