観葉植物カフェ開店
2022-09-01 13:35:14
堺市北区に新たにオープンした観葉植物カフェの魅力と支援の取り組み
カフェと就労支援の新しい形、堺市北区に登場
この夏、堺市北区にオープンした『the SOUP green & cafe』は、観葉植物の栽培とカフェの運営を通じて、多様な働き方を提供する就労支援施設です。近年、全国的に障がいを持つ方々が直面する就労支援の課題に対し、新たな試みを行うこの施設が注目を集めています。
障がいを持つ人々の現状
内閣府の調査によれば、障がいを持つ国民は約936万人、すなわち国民の約8%に達します。高齢化や環境要因が影響し、特に後天的な障がいを抱える方が増えています。この施設を利用する人々の中には、以前は一般就労をされていた方も多く、環境の変化などで障がい者認定を受けたという実情があります。
就労支援B型の課題への取り組み
『the SOUP green & cafe』は、このような事態を受け、働く喜びを感じられる環境を提供しています。一般的に、就労支援B型施設では、単純作業の繰り返しが多く、働きがいを感じられない現実があります。当施設では、熱帯魚の飼育販売を行う『ハッピーアクア』の運営経験を活かし、観葉植物の栽培や雑貨の販売、カフェの運営など多様な仕事を通じて、利用者の「好き」や「得意」を活かした職業体験を提供しています。これによって、社会との繋がりを持ちながら、次のステップである一般就労を目指す支援をしています。
業界最高の工賃を目指して
障がいを持つ方々にとって、工賃は就労支援の大きな要素です。しかし、大阪市内の多くの施設では、工賃が206円と非常に低いのが現状です。そのため『the SOUP』は、1時間あたり300円から800円の工賃を支給し、賃金を下回らないことを目指しています。これは、3Dプリンターの活用やクラウドファンディング、ECサイトを通じた新たな経済活動にも取り組んでいるからこそ可能な取り組みです。
オシャレで快適な環境の提供
多くの方から「オシャレな就労支援施設がない」との声が寄せられました。その声を反映して、今までにない快適で親しみやすい、そしてオシャレな職場作りを目指しています。『the SOUP green & cafe』は、ただの就労支援施設ではなく、働きたくなる場所を提供することを理念としています。多くの方々の支援によって実現したこのプロジェクトが、社会の一部として機能していくことを期待しています。
ぜひ知ってほしい福祉の現実
障がいを抱える方々は、私たちの身近に存在していますが、意外とその存在に気づかれにくい現実があります。国からの支援もありますが、実際の体験に基づく知識が求められています。最近では、民間企業が障がい者の特性を活かした新しいサービスの開発に挑戦しており、貢献する姿勢が見られるようになっています。しかし、安価な工賃で労働力を確保しようとする施設も存在しており、その光と影を理解することが求められます。私たち『the SOUP green & cafe』はそのような課題に挑戦し、誰もが尊厳を持って働ける社会の実現を目指します。ぜひ、私たちの取り組みを知り、応援していただければ幸いです。
会社情報
- 会社名
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株式会社国際グループ
- 住所
- 大阪府大阪市城東区中央1-11-3
- 電話番号
-
06-6978-4021