川場村の木桶から生まれた特別な日本酒
群馬県の川場村で誕生した記念限定酒『川場木桶一号』。これは、地元で採れた杉材を活用して造られた日本酒であり、村の新たな挑戦を象徴しています。この特別な酒は、川場村の村長である外山京太郎氏が中心となり、地域の振興を目的とした木桶造りから始まりました。
村挙げての挑戦
川場村は、その面積の83%が豊かな山林で占められています。かつて栄えた林業を活かし、再び活性化させるために、村は木材コンビナート事業に取り組んでいます。だが、木桶を作るための杉材を見つけることは容易ではありませんでした。製造可能な杉材の条件は厳しく、全国でも利用できる産地は限られています。
村長は、地元のウッドビレッジ川場の協力を得て、厳選された杉材を使って木桶を造ることに成功しました。木桶に「夢」と書き入れ、川場村の希望を込めて仕込みが始まったのです。この木桶が地域振興につながることを願ってやみません。
木桶から引き出される味わい
『川場木桶一号』の酒造りは、添加物を一切使わず、微生物の働きを生かした醸造法に基づいています。木桶は、その独特な構造により無数の穴を持っており、そこには発酵を助ける微生物が住みつきます。この微生物群は、現代のタンクでは味わえない複雑な旨味や風味を酒に与えるのです。
残念ながら、木桶を扱える職人は減少し、木桶自体も絶滅の危機に瀕しています。しかし、川場村ではこの伝統を復活させ、次世代に引き継いでいくための活動が行われています。木桶で造られる日本酒は、そのまろやかさや深い味わいが特徴で、多くの日本酒ファンを魅了しています。
限定の記念手ぬぐい
『川場木桶一号』の完成を祝して、特製の手ぬぐいが付いてきます。この手ぬぐいは、群馬県高崎市の中村染工場様によって、伝統的な製法「注染」で染め上げられたものです。独特の風合いが感じられる、素敵な記念品です。
商品情報
- - 商品名: 川場木桶一号
- - 原材料名: 米(群馬県産)、米こうじ(群馬県産米)
- - 原料米: 群馬県産 飯米(あさひの夢 100%使用)
- - 精米歩合: 90%
- - 酵母: 酵母無添加
- - アルコール分: 15%
- - 希望小売価格(税込): 720ml 3,800円(800本限定販売)
- - 発売日: 2022年10月28日
- - 販売先: 土田取扱酒販店、土田酒造オンラインショップ、酒蔵直売店
川場村の魅力を詰め込んだ『川場木桶一号』を、ぜひお楽しみください。地域の伝統を感じる一杯が、あなたを待っています。