電通総研が推進する「POSITIVE」とは?
株式会社電通総研は、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社の次期人事・給与システムとして、同社が手掛ける統合HCMソリューション「POSITIVE」が採用されたことを発表しました。このシステムは2026年10月から始動予定で、あいおいニッセイ同和損保の約18,000名の従業員を対象としています。
背景と採用の理由
あいおいニッセイ同和損保は、これまでの人事給与システムにおいて多くのカスタマイズを行ってきた結果、運用の複雑化やシステム改修の負荷が増大するという課題を抱えていました。このような状況を受け、同社は新たな人事給与システムの導入を決定し、「業務ソフトウェアパッケージの最大活用」および「業務プロセスの標準化」による業務の効率化・最適化を掲げました。
その方針のもと、電通総研の「POSITIVE」が選ばれたのは、豊富な標準機能を持ち、過去の実績からもその効果が証明されているからです。
「POSITIVE」の特徴
「POSITIVE」は、国内の大手企業を対象にした導入実績が3,000社以上あります。これにより、多岐にわたる人事・給与業務に必要な機能を標準として備えており、法令遵守のための処理も網羅しています。あいおいニッセイ同和損保は、この豊富な標準機能をもとに業務プロセスを見直し、業務全体の効率化を図ることが可能になります。さらに、システムの安定性や保守性の向上も期待され、将来的な拡張や変更にも柔軟に対応できるのが特徴です。
また、電通総研の技術力と提案力も高く評価されています。企業固有のニーズに応える開発力や、人事業務に対する深い理解があり、これが「POSITIVE」の導入を後押ししました。さらに、MS&ADインシュアランスグループ内での高評価も重要な要因です。
今後の展望
電通総研は、今後も社会や企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を牽引するテクノロジー企業として、POSITIVEのさらなる機能拡充に取り組む方針を示しています。多様なニーズに対応したITソリューションやサービスの提供に注力し、企業の競争力向上に貢献していく意向です。
企業ビジョン
電通総研は「HUMANOLOGY for the future」という企業ビジョンのもと、システムインテグレーション、コンサルティング、シンクタンクの3つを連携して取り組んでいます。社会全体と真摯に向き合い、課題の提言からテクノロジーによる解決まで、革新的な循環を作り出しより良い社会への進化を支援しています。これからも、テクノロジーの力を借り、新たな価値を創出し続けることでしょう。
詳細については、公式ウェブサイトで確認できます。