青森のりんご農家を救え！クマ被害支援として送料込の特別セット販売開始

青森のりんご農家を守るための新しい取り組み

青森県は、特に津軽地域において、りんごの名産地として知られています。しかし、近年、深刻なクマ被害が増えており、生産者たちは大きな困難に直面しています。オイシックス・ラ・大地株式会社が展開する「らでぃっしゅぼーや」は、この状況を受けて、クマ被害に苦しむ農家を救うために、特別な「クマ被害支援りんご入りふぞろい食材おためしセット」の販売を開始します。この取り組みは、生産者応援というブランドの核を基にしており、消費者が選ぶことで支援につながる仕組みです。

クマ被害の現状

今年、青森県ではクマの出没が猛烈に増加しました。特に津軽産直組合の農園においては、この春の出没件数が過去5年平均の2倍を超えました。さらに、最近では青森市で人身被害も発生するなど、状況はますます深刻になっています。

クマは一度りんごの味を覚えると、その農園に留まり続け、木にマーキングをするため、さらなるクマの出没を引き起こします。このため、生産者は安全確保のために木を伐採せざるを得ず、これにより収穫量が大幅に減少しています。2025年には30本の木を伐採し、約1.8トンの収穫減が見込まれています。

これに加え、クマが出没する時間帯には作業ができず、スタッフも怖さから早く帰宅することが多いとのこと。これらの影響は、農業の生産活動に直結し、作物を育てることが極めて難しい状況を生み出しています。

らでぃっしゅぼーやの支援活動

「らでぃっしゅぼーや」では、農家への支援を行う一環として、クマ被害の影響を受けたりんご農家のために、特別セットを販売します。1セット注文ごとに100円が青森県のりんご産地に寄付され、クマ対策に役立つ資金となります。この取り組みは、消費者が一口のご協力を通じて、直接的に支援に繋がるもので、非常に大切な意味を持っています。

この「クマ被害支援りんご入りふぞろい食材おためしセット」は、厳選された野菜や果物を含む内容で、通常の値段よりも大幅にお得に購入できます。さらには、津軽産直組合のりんごも2個含まれており、品種は「ひろさきふじ」または「ぐんま名月」のいずれかになります。このセットは、2025年11月10日から販売を開始し、売り切れ次第終了となるため、興味がある方は早めの注文をお勧めします。

生産者の声

津軽産直組合の生産者、斉藤篤寿さんは次のように語っています。「最近は、りんご園を襲うクマの数が増えていて、育てたりんごが次々に食べられてしまうのです。役場や猟友会の方も助けに来てくださいますが、クマの数が多すぎて対策が間に合いません。私たちの農園の広さに比べて、逃げ場が不足しているため、安全に作業をすることが難しいのです。」

斉藤さんのこの言葉に象徴されるように、青森のりんご生産者たちは、深刻な危機に直面しています。しかし、今回の支援は、消費者が一緒に農家を応援できる良い機会でもあります。