2025年リファービッシュ市場
2025-01-06 11:25:20

2025年のリファービッシュ市場展望と持続可能な未来への取り組み

2025年のリファービッシュ市場展望



2025年が始まり、新春のご挨拶を申し上げます。今年の初めに際し、2024年のリファービッシュ市場の重要な動きを振り返り、その進展をお伝えいたします。

2024年は、日本市場でリファービッシュに関連する数多くの出来事が目立ちました。特に、大手企業の積極的な参入が顕著であり、パナソニックを始めとする企業が品質保証基準を設けた製品を消費者に提供したことで、リファービッシュ品の信頼性や認知度が飛躍的に向上しました。また、スマートフォンの分野においても、電気通信事業法の改正や円安の影響で新規端末の価格が上昇し、中古品への関心が高まった一年でした。

IDCの調査によれば、2024年には毎年約12億台の新品スマートフォンが販売されている中、リファービッシュ品は3.1億台に達しており、市場全体の約25%を占めています。さらには、2030年までに40%の成長が予測されており、2027年には4.3億台に達すると見込まれています。このような拡大を受けて、Back Marketはノートパソコンやゲーム機など新たなカテゴリーを開拓しました。

特に顕著なのは、100%の最大バッテリー容量を保障する「新品バッテリーオプション」を提供開始したこと、また、伊藤忠グループとの連携により、中古端末の買取サービスを展開し、よりスムーズな売却プロセスを実現しました。この取り組みにより、無駄に捨てられる端末が減少し、環境負荷軽減が進むことが期待されています。

フランス及び米国においても、通信キャリアとの提携を進めています。これにより、リファービッシュ品のスマートフォンを購入する際に、通信回線の契約を同時に行えるサービスが提供されることになりました。このサービスは新品購入の代替手段として、同じレベルのサービスを提供することにより、より多くのユーザーに支持されるでしょう。

2024年はまた、当社の創業から10周年という節目の年でもありました。その記念として、環境に対する貢献をまとめた「インパクトレポート」を発表しました。その中では、創業以来のCO2排出削減量が130万トンに達し、さらに昨年単体で1500トン以上の電子ゴミが減少したことを示し、持続可能な社会への影響を具体的に示しました。

2025年に向けた展望として、EUでは「修理する権利」の普及計画が進行中です。スマートフォンやタブレットの部品交換や修理が容易になるよう法律が整備されていく予定です。この法律が施行されることで、リファービッシュや修理ビジネスが促進されることが期待されます。さらに、Back Marketは各製品の修理に取り組む団体との連携を図り、業界全体がリファービッシュや修理文化の普及を後押しします。

日本市场においても、既にフランスと米国に設置されている研究施設「イノベーション・ラボ」の設立を計画しており、品質向上に努めます。これにより、多くの人々にリファービッシュ品の重要性を伝えるための新たなマーケティング戦略を展開していく方針です。

バックマーケットは、リファービッシュおよび修理文化の浸透が循環型経済をさらに強固にし、持続可能な未来作りの鍵であると信じています。「今あるものをより一層活用できる世界」を目指して、引き続き努力し続けます。今年も皆様のご支援を心よりお願い申し上げます。

Back Market Japan株式会社
取締役アジアパシフィック地域代表
山口 亮


画像1

画像2

会社情報

会社名
Back Market Japan株式会社
住所
東京都渋谷区神宮前6-12-18The Iceberg
電話番号
0120-938-647

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。