株式会社セレスが暗号資産を活用した株主優待制度を発表
2023年、東京都渋谷区に本社を構える株式会社セレスは、株主の皆様への利益還元と企業価値の向上を目的とした新たな取り組みとして、暗号資産による株主優待制度を導入すると発表しました。この制度は、同社の連結子会社である株式会社マーキュリーが運営する暗号資産販売所「CoinTrade」を通じて行われます。
株主優待制度の概要
対象者
本優待制度の対象となるのは、2025年12月末の時点で100株以上のセレスの株式を保有し、CoinTradeに株主本人名義の口座を開設している株主様です。この口座は2026年9月30日までに新規開設し、株主優待の受取りの申し込みを行う必要があります。特に注意が必要なのは、18歳未満および80歳以上の方は口座を開設できないという点です。また、優待は株主本人の口座でのみ受け取りが可能であり、家族名義の口座では受け取れません。
優待内容
対象株主には、イーサリアム(ETH)とジパングコイン(ZPG)が贈呈されることになっています。これらの暗号資産の贈呈量は、2026年1月1日の価格を基に算出されますが、暗号資産の価格は変動するため、受取り時の額面価格も異なる可能性があります。贈呈される暗号資産は、「CoinTrade」のステーキングやレンディングサービスにあらかじめ申し込みが選択されていますが、その後に変更することも可能です。
ステーキングとレンディングについて
「CoinTrade」のステーキングサービスは、保有する暗号資産を特定の期間預け入れることによって、そのネットワーク運営に参加し報酬を受け取る仕組みです。一般的な銀行預金の利息と似たものですが、対象が暗号資産であり、報酬額はネットワークの状況によって変動します。
レンディングは、保有する暗号資産を一定期間マーキュリーに貸し出すことで、銘柄や数量に応じた報酬を得る仕組みです。どちらも新しい投資機会として注目を集めています。
受け取り手続きと贈呈時期
株主優待の受取り手続きは、2026年3月下旬に開催予定の定時株主総会終了後に郵送される通知に詳細が記載されます。優待内容は、マーキュリーが運営するCoinTradeの口座を通じて入金されます。贈呈される暗号資産の振込時期は、2026年5月中旬から10月中旬を見込んでいます。
結論
暗号資産を用いた株主優待制度は、時代に即した新しい形の利益還元手段と言えるでしょう。セレスは、株主がグループのサービスに触れることで事業への理解を深めることができると同時に、持続可能な企業成長を追求しています。この新しい取り組みによって、セレスがどのように成長していくのか、引き続き注目が集まります。
営業時間や最新の情報は、公式ウェブサイトで随時更新されますので、ぜひご覧ください。
CoinTrade公式サイト
セレス公式サイト