空き家問題とリノベ
2013-10-17 14:06:05

空き家問題解決に向けた挑戦!リノベーションアイデアコンペが始動

第3回リノベーションアイデアコンペ開催



日本各地で問題視されている空き家問題の解決策を見つけるために、リノベーションアイデアコンペが開催されます。このコンペは、リノベーションの視点から多様なアイデアを募り、空き家を活用する斬新なアプローチを探ります。審査員長には、東北芸術工科大学の竹内昌義教授が就任し、13作品が最終選考に進出しました。

公開トークイベントの開催



最終選考は、11月4日(月・祝)に公開トークイベントとして開催されます。このイベントでは、入選した作品のプレゼンテーションが行われ、その後に講評会および表彰式が行われます。一部は15時から17時30分まで、二部は18時から20時までとなっています。会場は東京都渋谷区のロイスダールビル内、THE SAD CAFÉ STUDIOです。

公開トークイベントには、審査員として多士済々の専門家が参加し、提案者との意見交換を通じて、社会的な問題である空き家の新たな解決策を模索します。これまでのアイデアが実際に形になる瞬間をともに体験する貴重な機会となるでしょう。

入選作品一覧



コンペには、全国から応募された中から最終選考に進むことができた入選作品が以下の13点です。これらはリノベーションの視点で空き家をどう活用していくか、新しい可能性を示唆しています。

1. 「空き家×自治会」
2. 「住まい方の再構築 -ある独裁者による革命-」
3. 「PALASITE TOURIST」
4. 「家の葬式」
5. 「THEポジティブ空き家」
6. 「AKY48」
7. 「二つのイエをもつ時代の到来を楽しもう!」

さらに、各エリアから推薦された作品も加え、合計13作品が選出されました。この中には、地域の特性を活かした斬新な提案が多く含まれています。

リノベーションEXPO JAPAN 2013との連動



また、入選作品は「リノベーションEXPO JAPAN 2013」にも展示されます。展示期間は10月26日(土)から11月4日(月・祝)まで、場所は先述の通り東京都渋谷区です。リノベーションの可能性をより多くの人々に知ってもらうため、このイベントも併せて訪れることをお勧めします。

空き家問題の現状と重要性



日本の空き家問題は深刻化しており、2020年の総務省のデータによれば、全住宅ストック5700万戸のうち、約750万戸が空き家とされています。このペースで進むと、2040年には空き家率が最大43%に達する危険性も指摘されています。社会全体の問題として、治安や防災、さらには地域活力の観点からも、この問題にどう取り組むかは非常に重要な課題です。リノベーションを通じて、空き家を有効活用することが、新たな地域活性化の道へとつながることが期待されます。

参加資格と今後の展望



今回のコンペには、年齢や職種を問わず、広くアイデア提案が求められています。建築に限らず、ビジネスモデルやサービス、まちづくり手法など、多様な視点からのアプローチが重視されており、多角的な評価が行われます。これからの住まいの在り方を考える上で、リノベーションの可能性を探ることは、未来の社会にとって非常に重要な要素となるでしょう。

リノベーションアイデアコンペは、ただのコンペではなく、社会問題に直面する私たちに多くのヒントを与えてくれる機会です。多くの方の参加が期待されます。

会社情報

会社名
一般社団法人リノベーション協議会
住所
東京都渋谷区渋谷2-2-2青山ルカビル4F
電話番号
03-3468-2510

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