株式会社ベクトロジーは、180°リアルタイム4Kパノラマカメラ「Accuvision」を活用した、車両メンテナンスの省力化に関する提案が、JR東日本スタートアッププログラム2024春に採択されたと発表しました。
JR東日本スタートアッププログラムは、JR東日本とJR東日本スタートアップ株式会社が共催する、ベンチャー企業や革新的な事業アイデアを持つ個人との協業によるビジネス創造活動です。2014年から毎年春と秋に募集が行われ、今回で10回目の開催となります。
ベクトロジーの「Accuvision」は、車両の点検や修理作業の効率化に貢献する技術として注目されています。従来のカメラでは死角になりがちだった部分も、180°の広範囲をリアルタイムで撮影できるため、より詳細な検査が可能となります。さらに、4Kの高画質で撮影することで、細かな傷や汚れも鮮明に捉えられ、より正確な診断を可能にします。
今回の採択を受け、ベクトロジーはJR東日本グループの支援のもと、実証実験を行い、事業化を目指します。実証実験では、「Accuvision」を用いて、実際に車両の点検作業を行い、その効果を検証します。
ベクトロジーは、今回の採択を機に、さらなる技術開発を進め、社会課題の解決に貢献していくとしています。また、実証実験のパートナーも募集しており、幅広い分野での活用を目指しています。
「Accuvision」は、鉄道業界だけでなく、建設業や製造業など、様々な分野での活用が期待されています。ベクトロジーの技術革新は、日本の産業の未来を大きく変える可能性を秘めています。