JLL森井鑑定の新しい航路
不動産鑑定の分野で知られるJLL森井鑑定株式会社が、新たな体制へと突入すると発表しました。2019年1月10日、永野誠が代表取締役社長に就任し、森井正太郎が名誉会長に移行することが内定したのです。これにより同社は、さらなる成長を実現するための新たな一歩を踏み出しました。
新体制の背景
JLL森井鑑定は、2016年3月にJLLグループに加入して以来、国内外の不動産市場において信頼性の高いサービスを提供してきました。長年の実績を持つ旧森井総合鑑定から受け継いだ知見を活かしつつ、JLLグループの国際的なネットワークを駆使して、顧客のニーズに応えることを目指してきました。
この新たな体制が発表される背景には、2018年12月から始まったオルタナティブ投資商品の分析・評価レポート提供などの新サービスが好評を得ていることが挙げられます。特に、地域金融機関や国内機関投資家からの評価が高まり、それに応じた体制の強化が求められていたのです。
永野誠のプロフィール
新たに社長に就任する永野誠は、京都大学法学部を卒業後、1987年に三和銀行(現在の三菱UFJ銀行)に入行。国際的な金融の現場での豊富な経験を持っています。2007年には同銀行を退職し、米系ヘッジファンドを経て、2009年にはDTZにてCOOを務めるなど、業界において高い実績を残してきました。また、2015年10月からは森井総合鑑定にて執行役員COOとして活躍しており、その経験が新体制への期待を集めています。
新たなビジョン
永野社長が指揮を執る中、JLL森井鑑定は「総合バリュエーションカンパニー」としての成長を更に推進します。新体制においても、既存サービスの維持と強化が謳われており、顧客のニーズに応える姿勢を大切にしていくとのこと。特に不動産鑑定やコンサルティングサービスの面では、国内のJ-REITや公的機関といったクライアントに対する応対に力を入れるとしています。
今後の展望
この新体制がもたらす変化は、JLL森井鑑定だけでなく、広く不動産業界にも影響を及ぼすでしょう。永野社長は、革新的なサービスの提供を通じて市場に新たな価値を創出することを目指しています。また、現執行役員CVOの武部康博が副社長に就任することもあり、さらなる協力体制の強化が期待されています。
2019年1月16日開催予定の臨時株主総会を経て、正式に新体制がスタートします。顧客とコミュニティに対してより良い明日を築くための挑戦が、これから本格化するのです。
JLL森井鑑定の公式サイトは
こちらでご覧いただけます。