丹波篠山の農家と蔵が織りなす新たな酒造りの挑戦
兵庫県丹波篠山市に位置する
狩場一酒造株式会社は、酒造りの伝統と地元農家の力を融合させ、進化を続けています。米どころとして知られるこの地域で、狩場一酒造は日本一の酒米産地を背景に、特定の酒米を使用した個性的なお酒を醸造しています。しかし、農業は高齢化や気候変動といった問題に直面しており、それに対応する新たな試みが始まっています。
酒造りと農家のつながり
狩場一酒造は、様々な酒米を使用して酒を仕込むのではなく、あえて一つの酒米で仕込むことに挑戦しています。こうして、育った田んぼや農家の個性が生きたお酒を飲むことができます。地元農家との連携は、酒造りに対する想いをより深めています。ここでは、特に注目の3つの農家を紹介します。
大内農場との関係
狩場一酒造が自社の田んぼを使用して
山田錦を育て始めたのは約30年前。大内農場は播州地域から種を取り寄せ、苗から丁寧に育てています。田植えの際には苗の間隔や肥料の管理に細心の注意を払っており、自社栽培の質を高めています。これにより、
純米吟醸酒萌(moe)が誕生しました。この酒は、地元の自然と農家の努力が詰まった商品として評価されています。
かまい農場と新しい挑戦
さらに、
かまい農場では、2026年から本格的に酒米の栽培をスタートしました。特に注目するべきは、兵庫県が開発した新しい酒米
Hyogo Sake 85の栽培です。この米を使用した
特別純米にごり酒は、特別栽培米として環境に配慮した方法で育てられています。清らかな水で育ったお米がしっかりとした味わいを持つお酒に仕上がります。
吉良農園の参加型プロジェクト
2022年から始まった「
ミチのムコウ」プロジェクトは、農業体験を通じて地域と都市部をつなぐことを目指しています。参加者は、酒米作りから酒造りまでを1年間にわたり体験します。このプロジェクトでは、農薬なしで育った
五百万石を使用し、スパークリング酒として仕上げることに挑戦しています。
未来を見据えた酒造り
狩場一酒造は、ただ酒をつくるのではなく、地域の文化や環境と深く結びついた酒造りを目指しています。地域の美味しい食材や特産品を活かし、丹波篠山の風景を感じられるお酒を提供することは、地元との絆を強める重要な要素です。
これからも狩場一酒造は地元農家との関係を大切にし、酒米の生産と酒造りを通じて、丹波篠山の未来を切り開いていくでしょう。日本酒の魅力と農業の意味を再認識させてくれるこの取り組みは、今後も多くの人々に支持され続けることでしょう。
お問い合わせ
興味のある方は、狩場一酒造株式会社までご連絡ください。
詳しい取り組みや新商品の情報は、
公式サイトをご覧ください。