全国高校生プレゼン甲子園の決勝結果
2024年8月24日、福井県のハピリンホールで「第4回全国高校生プレゼン甲子園」が開催され、全755チームの中から選ばれた10校によるプレゼンテーションが行われました。この大会は、高校生たちがテーマに基づいた具体的なアクションを提案する場として、多くの関心を集めています。実行委員会は福井県教育委員会と一般社団法人プレゼンテーション協会が共催しており、教育の場でのプレゼンテーションスキルの重要性を広げることを目的としています。
最優秀賞の受賞
この大会では、市立札幌開成中等教育学校の「チームユナイト」が最優秀賞を獲得しました。彼らは「インクルーシブ社会で実現するWell-being」というテーマのもと、社会的なつながりの重要性を伝える内容で聴衆を魅了しました。メンバーの家田有彩さん、島田ひよりさん、天本碧さんは、5分間のプレゼンテーションでしっかりとした論理展開と印象的なスライドを駆使し、聴衆からも高い評価を得ました。
その他の受賞校
最優秀賞に続く賞も発表され、優秀賞には宮崎県立都城商業高等学校の「共創ウェルビーイング部のくにプロジェクト」、中部大学春日丘高等学校の「やいたあゆ」、福井県立高志高等学校の「桃味の地下水」の3チームが選ばれました。また、特別賞には兵庫県立三田祥雲館高等学校の「team AIS」が輝きました。
奨励賞、JTB賞、伊藤忠商事賞等
他にも多くのチームが奨励賞や各種特典を受賞しました。特に注目すべきは、宮崎県立都城商業高等学校の共創ウェルビーイング部のくにプロジェクトがJTB賞も獲得した点です。これにより、彼らのプレゼンテーションの質の高さが際立ちました。
競技の進行と基準
決勝大会では、各チームが5分間のプレゼンを行い、その後審査員との質疑応答が行われました。審査基準にはテーマへの考察、論理性、独創性、及びスライドや訴求力が含まれ、これらの要素がより高い評価につながりました。
参加校の紹介
今回は、各地域の代表がエントリーしました。近畿ブロックからは兵庫県立三田祥雲館高等学校が、北海道・東北ブロックからは市立札幌開成中等教育学校が、九州・沖縄ブロックからは宮崎県立都城商業高等学校が出場。地域ごとの特色あるプレゼンが展開され、全体を通して新しいアイデアが創出されました。
振り返りと今後
このプレゼン甲子園は、高校生たちが考え、発表し、対話する貴重な機会を提供しています。地域の課題を視覚化し、解決策を提案する姿勢は、彼らの成長だけでなく、地域全体への貢献にもつながるでしょう。今後の展開にも大いに期待が寄せられています。
ホームページでは、決勝の様子や詳細な結果発表も確認できます。次回の大会への参加も楽しみにしています。