上方落語の新たな才能を発掘する「喜楽館AWARD2024」
上方落語の未来を担うスターを決定する「マルエスPresents 神戸新開地・喜楽館AWARD2024」の決勝が、来る12月15日(日)18時より神戸新開地・喜楽館で開催されます。このイベントは、地域の活性化を目指すとともに、上方落語に対する理解を深めるためにABCラジオと喜楽館がタッグを組み、新たな試みとして設けられました。
新たな審査の試み
昨年の初開催において初代の栄冠を手にしたのは桂雀太さんでした。彼は、喜楽館での顧客から募った賞金や特別協賛の株式会社マルエスから贈られた「いか天大王」など、多くの賞品を受け取りました。今年も同様に、観客とABCラジオのリスナーが審査員として参加し、上方落語家の新たな才能を直接選出します。
決勝の出場者
決勝に進出したのは、予選を通過した笑福亭鉄瓶さん、桂佐ん吉さん、桂ちょうばさん、林家染吉さん、そして桂三四郎さんの5人です。これらの噺家たちは、それぞれが予選で1位を獲得したり、2位で最も得票率が高かったりした上で決勝の舞台に立ちます。そして、12月15日当日は彼らが持ち時間の20分を駆使して、観客を魅了するパフォーマンスを披露します。
ABCラジオでの生中継
決勝戦の模様はABCラジオにて18時から生中継され、視聴者はリアルタイムで熱い高座を体感できます。参加者の持ち時間は厳密に管理されており、演目が長過ぎたり短過ぎたりした場合には、「イエローカード」が出される仕組みです。
貴重な投票の機会
観客およびラジオリスナーによる投票が優勝者を決定するための重要な要素となります。参加者が全ての芸を終えた後、会場に集まった人々やラジオを聴いているリスナーは、Webを通じて自分のお気に入りに投票できます。このためには、事前にGoogleアカウントを用意しておく必要があります。
2024年のチャンピオンは?
賞金は現在82万円に達し、喜楽館窓口で募った浄財が全額優勝者に授与されます。また、特別協賛の株式会社マルエスからも副賞が贈呈され、日本の現代における上方落語の発展に寄与するイベントとして、その意義は大きいと言えます。
12月15日(日)の「喜楽館AWARD」決勝戦は、果たしてどの噺家が次世代のスターとして栄冠を手にするのか、期待が高まります。上方落語好きをはじめ、すべての皆様に「喜楽館AWARD2024」を通じて新たな感動をお届けします!