近年、子どもたちのスマホ利用が増加している中、ニフティ株式会社が行った調査によると、小学校・中学校の学生の中心に、スマホ中毒との自覚が広がっています。この調査は、2026年5月26日から7月20日までの期間に、子ども向けサイト「ニフティキッズ」を利用する小中学生を対象に実施され、1,949件の有効回答が得られました。
調査結果によると、自分専用のスマホを持っていると答えた割合は、小学生では39.7%、中学生では75.9%に達しました。特に中学生では、2024年の調査結果と比較しても所持率が上昇しており、スマホが生活の一部となっていることが伺えます。
スマホ中毒への意識も興味深い結果を見せています。小学生の63%は「自分はスマホ中毒ではない」と回答しているのに対し、中学生では52.5%が「自分はスマホ中毒だと思う」と自覚していました。この心理的な違いや、成長段階における心の変化が反映されています。
中学生がスマホ中毒と感じる理由として、最も多かったのが「気づいたら1時間以上いじっていたとき」という答えです。次いで「宿題などを後回しにしてしまう」「何かをしながらスマホを見てしまう」という回答が続き、日常生活におけるスマホの影響が明らかとなっています。特に、情報に誘導されやすいという点や、SNSとの絡みが中毒感を強化する要因として挙げられました。
また、スマホを持たない小中学生においても、9割近くが「自分専用のスマホがほしい」と回答しています。その理由としては、「友だちとLINEしたい」「外出先で連絡できるようにしたい」「情報を調べたい」という意見があり、コミュニケーションツールとしてのスマホの重要性が浮き彫りになりました。特に、クラスや学年での話題についていけないことの不安が、スマホを持つ欲求を生み出していました。
この調査を通じて、親や教育者が子どもたちとどのようにスマホの利用を見守り、指導していくべきかという課題も浮上しています。多くの子どもが情報の海に漂う中で、適切な使い方を学び、自己管理能力を育てることが求められています。
ニフティキッズは、安全で楽しいインターネット利用のため、子どもが相談に答える「キッズなんでも相談」や、家庭でのインターネットルール作成を支援するコーナーなどを提供しています。これからの世代が健全にデジタルと付き合っていくためのサポートが求められています。スマホがもたらす便利さの裏側には、注意が必要な問題が潜んでいることを忘れてはいけません。今後もこの問題について考えていく必要があります。