お米を巡る食習慣の変化と消費者意識の変革
近年、さまざまな要因により日本人の食生活に変化が見られています。その中でも特に注目すべきは、お米、つまり白米、玄米、雑穀米に関する食習慣の変化です。2026年に株式会社アスマークが行った最新の『お米(ごはん)に関するアンケート調査』の結果をもとに、具体的な傾向や消費者意識の変化について詳しく見ていきたいと思います。
調査の背景
この調査は、2026年の1月14日から15日にかけて、全国の20歳から69歳の男女を対象に行われました。その目的は、コロナ禍や物価高騰が影響している中で、お米に対する消費者の意識や喫食頻度の変化を明らかにすることにあります。中でも、米価の高騰が家計に与える影響が注目され、近年のライフスタイルの変化がどのように食習慣に影響を与えているかを探ります。
白米の消費減少
調査結果によれば、白米を「毎日食べる」と回答した人は2017年と比較して約12ポイント減少し、現在では56.3%の人がほぼ毎日白米を食べているとしています。この減少傾向は、白米を日常的に食べる文化が変わりつつあることを示しており、かつ多くの人が玄米や雑穀米へシフトしている可能性が指摘されています。
また、白米の喫食頻度全体でも96.7%が「何らかの形で食べている」と回答したものの、その割合は93.9%に減少しています。これは、食品選びが多様化し、消費者が健康を意識した結果かもしれません。
玄米と雑穀米の注目
一方で玄米は、消費者の意識に変化が見られたものの、食べる割合自体は28.1%で変わらず安定しています。雑穀米は、38.8%の人が食べているとし、前年よりも1ポイントの増加を見せています。雑穀米については、特に女性からの支持が強く、46.8%が雑穀米を食べると回答しています。
また、玄米を好きな理由のトップは「ダイエットによさそう」、そして雑穀米は「栄養価が高い」という回答が多く見られ、特に健康志向の強まりが影響を与えているようです。
購入方法の変化
米価の上昇が影響を及ぼしています。アンケートによると、57.3%の消費者が購入方法に何らかの変化があったと回答し、その内容としては「安い銘柄・ブランド米を選ぶようになった」が22.6%と最多でした。これは、家計に負担がかかる中で、消費者が賢く選ぶようになったことを示していると言えます。
このように、近年のお米に対する意識・消費行動の変化は、米価や健康志向などさまざまな要因が絡み合いながら進行しています。2026年版の調査結果を通じて、それぞれの人がどのようにお米を選び、食べているのかを知ることは、今後の食品業界やマーケティング戦略を考える上で非常に重要な指標になることでしょう。
今後もお米に関するトレンドや意識の変化を追い続けることで、さらに細かなニーズに応えられるサービスや商品が生まれていくことが期待されます。お米文化の豊かさと共に、新たな選択肢としての玄米や雑穀米がどのように人々の食卓に登場していくのか、目が離せません。