株式会社アイエステクノポートが新しい漢字管理ツールを発表
2025年5月13日、東京都港区に本社を置く株式会社アイエステクノポートから、IBM i向けの新たな漢字管理ツール「i-CGU」が発売されます。この製品は、サポートが終了したIBM製ソフトウェア「CGU」(文字作成ユーティリティー)の代替品となるもので、機能を維持しつつ使いやすさを向上させています。
「i-CGU」の主な特長
「i-CGU」は、IBM i(AS/400)を利用しているユーザーに向けて設計されており、特に外字の編集や拡張文字の確認を効率良く行うことができます。本製品が提供する機能は以下の通りです。
1.
IBM i7.6以降もサポート
最新のIBM i7.6以降でもシステム外字データの管理が可能で、既存データの修正や削除をIBM i内で簡単に行うことができます。
2.
文字の一覧表示
システム漢字や外字をフォントイメージとして一覧表示します。これにより、必要な文字の選択が格段に楽になります。
3.
新拡張文字の照会機能
CCSID 1399で使用可能な新しい拡張文字の照会が可能です。これにより、外字登録の削減が検討でき、入力が難しい文字を簡単にコピー&ペーストできます。
4.
すべての作業をIBM i内部で完結
システム外字データの追加や修正、削除作業をすべてIBM i内部で完結させることで、操作の安全性を高めています。CGUと同じ操作性を維持しながら、新たな機能を搭載しています。
安全性と利便性
「i-CGU」はすべての処理をIBM i内部で実行し、追加のサーバーが不要です。このため、システムを直接加工することなく安全に外字の編集が行えます。外字が登録されている一覧から、簡単に編集や複写、印刷を行えるため、業務の効率化が図れます。特に、システム漢字の一覧から複写を行うことができるため、作業の手間を大幅に減らすことが可能です。
新拡張文字の対応
さらに、「i-CGU」ではCCSID 1399で使用できる新しい拡張文字(JIS第三・第四水準文字)を照会できます。これにより、より多様な文字を扱うことができ、外字管理の幅が広がります。また、DS4画面を前提とした操作が行えるため、旧イメージや複写元イメージを確認しながら新たなイメージの作成や編集を進められます。印刷時には、24×24サイズと32×32サイズのイメージを同じページで確認できるため、視覚的にも非常に便利です。
料金や環境について
具体的な料金については、お取引のあるパートナーもしくは直接株式会社アイエステクノポートにお問い合わせいただく必要があります。また、稼働環境はIBM iが推奨されており、IBMからのサポート範囲内での運用が推奨されています。
お知らせと会社情報
「i-CGU」の詳細については、アイエステクノポートの公式ウェブサイト(
こちら)を参照してください。加えて、製品紹介のためのWebセミナーも定期的に開催予定ですので、興味がある方は同社のホームページで最新情報をチェックしてください。
会社概要
IBM i搭載のPower System用として開発された「i-CGU」は、外字管理を一新し、業務の効率化に貢献することが期待されています。今後の展開に目が離せません。