株式会社まどりLABOが新たに資金調達を実施
2025年4月、株式会社まどりLABOが間取りの自動生成サービスにおいて1,750万円を調達したことを発表しました。新たなサービスの展開を通じて、家づくりのプロセスを革新することを目指しています。
概要
まどりLABOは、施主が自ら理想の間取りを簡単に作成できるプラットフォームを開発しています。これにより、施主は抽象的な希望を伝えるだけでなく、具体的な間取りを提案できるようになります。これまでは、施主が「広いリビングが欲しい」と言うことさえも限られた情報だったため、建築家は手探りで設計を行わなければなりませんでした。
自動生成機能の強化
今回の資金調達によって、まどりLABOは間取り自動生成機能の強化、さらにはハウスメーカーや工務店への販路開拓を進める予定です。これにより、施主が側にいるだけでなく、さらに多くの選択肢を持つことができるようになります。
施主と建築会社をつなげる
まどりLABOのプラットフォームでは、施主は専門知識がなくても土地情報と希望条件を入力するだけで、AIの支援を受けて数十パターンの間取りを生成できます。気に入った間取りがあれば、複数の建築会社に一括見積もりを依頼可能となります。これにより、施主は自分の希望を具体的な形で伝えることができ、建築会社は確度の高い情報を得ることができます。
今後の展開とビジョン
まどりLABOは「間取りは施主が考える時代」の実現に向けて、さらなるサービス強化を図ります。AIによる間取り自動生成機能の精度向上やバリエーションの拡充のほか、6月に開催される『住まい・建築・不動産の総合展 BREX』にも出展を予定しています。このイベントでは全国の施主向けに多彩な選択肢を提供できる体制が整えられるとしています。
コメント
代表取締役の野口雄人氏は、東京大学で建築を学んだ後、コクヨ株式会社で建築設計に従事し、その経験をもとにサービス開発を進めています。彼は、地元に住む兄の家を設計した際に、数十回の打ち合わせを経て最終案に辿り着いた体験から、施主がもっとスムーズに家を建てられたのではないかと考えを深めました。また、「誰もが気軽に、自分の理想を形にできるようなサービスを提供したい」との思いを強調しています。
最後に
まどりLABOは住宅業界に新たな風を吹き込む存在として、今後も家づくりの新しいスタンダードを目指していきます。施主様や建築会社様の双方にとって、価値あるサービスを提供することが、会社の使命です。今後の活躍におおいに期待が寄せられています。