ドライバー教育を強化
2025-04-02 14:15:23

Azoopとキャブステーションが提携、物流業界のドライバー安全教育を強化する新システム導入

物流業界におけるドライバーの安全教育を強化するため、株式会社Azoopと株式会社キャブステーションが手を組み、新たなeラーニングシステム「グッドラーニング!」を導入することが発表されました。提供開始日は2024年4月7日。これは、春の全国交通安全運動の期間に合わせたタイミングであり、ドライバーの安全意識を高め、事故を減少させることを目的としています。

Azoopは2017年に成り立ち、「次世代に、新たな選択肢と可能性を。」というミッションの下、物流の経営や業務の変革を目指しています。彼らは『トラッカーズ』ブランドのもと、商用車のECやネットオークション、運送業務の支援サービスや人材紹介サービスを展開してきました。一方、キャブステーションは1984年に設立され、観光タクシーやバスのネットワーク事業やクラウド型運行管理システムを提供している企業です。

近年、国の政策や市場動向に伴い、「物流2024年問題」や「物流2030年問題」と呼ばれるドライバー不足が浮上しています。特に、国交省が求める「法定12項目」の安全教育の必要性が高まっており、各運送会社がドライバーに対して安全教育を実施するのが難しい状況が続いていました。

そんな中、「グッドラーニング!」の導入によって、ドライバーは自身の業務スケジュールに合わせた学習が可能になります。さらに、トラッカーズマネージャーとの組み合わせにより、運送会社はドライバーの学習履歴を把握しやすくなります。このことで、ドライバー教育への参加を促進し、教育の質を担保することが可能になります。

「グッドラーニング!」はこれまでに1,000以上の事業者とともに50,000人以上のプロドライバーに使用されており、その効果には定評があります。全ての動画コンテンツは毎年更新され、最新の法令に基づく質の高い教育を提供しています。そして、事故やヒヤリハットのデータとともに、キャブステーションが持つ豊富な知識と制作体制を活かし、独自の教育コンテンツを共ボードしていく計画です。

さらに、物流業界の人手不足の問題に対しても、Azoopの人材紹介サービス「トラッカーズジョブ」との連携で、雇用時の初任運転者教育を容易にする取り組みが進められる予定です。その結果、運送会社の負担軽減に寄与することが期待されています。

両社は、今後も事故傾向の分析や教育内容の個別最適化を進め、より多くの運送事業者へ質の高い安全教育を届けられる環境を整えていく意向です。

代表者のコメント
Azoopの朴貴頌社長は、「物流業界において安全教育の実施は重要だが課題も多かった。今回の提携により、多くの事業者が質の高い教育を受けられる環境を整えられると確信している」と述べています。また、キャブステーションの楠木社長は、「運送業は重要な変換期を迎え、業界をより安全で持続性のあるものにするために、トラッカーズマネージャーとグッドラーニング!は新たな価値を創出していく」と語りました。

両社が進める新たなサービスは、物流業界全体の発展を促し、より安全な運輸環境の実現に向けた大きな一歩となるでしょう。


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