TC3が提供するID管理基盤「Tactna」がAWS認定を取得
TC3株式会社は、柔軟で信頼性の高いID管理基盤「Tactna」が、アマゾン ウェブ サービス(AWS)のファンデーショナルテクニカルレビュー(FTR)を通過し、AWS Qualified Softwareとして認定を受けたことを発表しました。この認証により、TactnaはAWSが定める技術基準を満たすソフトウェアとして正式に認められ、エンタープライズ企業はより安心して同サービスを導入できるようになります。
AWSファンデーショナルテクニカルレビュー(FTR)とは
FTRとは、ソフトウェアがAWSのベストプラクティスに基づいて構築、運用されているかを評価したものです。このレビューは、AWS Well-Architected Frameworkに基づき、セキュリティ、信頼性、運用性の3つの観点から行われます。基準をクリアしたソフトウェアのみがFTRを通過し、AWS認定ソフトウェアとしてAWS Partner Solutions Finder(PSF)に掲載されることになります。
Tactnaについて
Tactnaは、2024年5月にアーリーアクセス版を公開したばかりですが、すでに業界内で注目を集めています。これは、IDaaS(Identity as a Service)分野において、エンタープライズに特化した柔軟なUIカスタマイズや業務フローの適応が求められる中で、企業に新たな選択肢を提供するためのものです。
「Tactna」は単なるID管理ツールを超え、サービスプロバイダーのニーズに応じたUIやロジックの実装、ユーザー体験(UX)の向上、業務効率化、ユーザーデータの活用といった多様な機能を備えています。このように、Tactnaは企業の業務において重要な役割を果たす基盤として評価されています。
主要機能の紹介
1.
アカウント管理ポータルサイト(TactnaUI)
ユーザーが自身の属性情報を変更したり、パスワードをリセットすることができるマイページ機能を搭載。また、管理者向けのユーザー管理画面も用意しており、業務に合わせたUIの追加が可能です。
2.
Tactna Core
アプリケーションごとの利用権限とユーザー属性情報を組み合わせ、IDaaSと連携して認可トークンを発行します。さらに、B2B向けの組織単位の権限管理にも対応しており、将来的な認証構造の拡張にも備えています。
3.
Extensions
特有の要件に応じた画面追加機能(Embedded UI)や、業務プロセスに応じてサービスとの認証連携フローを自動化するWorkflow Hook機能を備えており、サービスごとの特性に応じた対応ができます。
今後の展望
TC3株式会社は、Tactnaを通じてエンタープライズ企業のデジタルサービス展開を支援し、信頼性と柔軟性に富んだID管理を実現することで、企業の成長と顧客満足度の向上に貢献していく方針です。詳細情報は公式サイトに掲載されています。
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