株式会社熊谷組が、IT資産管理を効率化し、業務遂行の品質を向上させるために、クラウド型のIT運用管理ソリューション「AssetView CLOUD」を導入しました。これは株式会社ハンモックが提供するもので、熊谷組の長年の歴史と信頼を支える最新の技術です。
熊谷組は、1875年に創業し、今日まで日本の建設業界をリードしてきた総合建設会社です。明治時代から続くその精神を引き継ぎ、鉄道や道路、ダムの建設など、国のインフラを支える様々なプロジェクトに携わっています。特に「トンネルの熊谷」として知られるように、難工事に対する豊富な実績がある一方で、近年では木造建築や再生可能エネルギーといった新分野にも果敢に挑戦しています。
熊谷組はこれまではオンプレミス型のIT資産管理を利用していました。しかし、PCのインベントリ情報の収集や操作ログの検索に多くの時間を要し、さらにはWindowsの更新管理も不便であることが問題視されていました。このため、クラウド型のソリューションへの移行を検討することとなりました。
その中で選ばれたのが「AssetView CLOUD」です。このシステムは、操作が簡便で、PC資産の管理や情報漏洩対策に優れた性能を持っています。特筆すべき点は、Windowsの更新管理がActive Directoryを必要とせず、運用負担の軽減を実現できるところです。また、クラウド環境でも、オンプレミスと同等の機能が提供されるため、移行に際しても大きな障害がありません。
導入後の運用においても、株式会社ハンモックによる支援が計画されており、初期設定の支援や定期的な技術担当者との会議が設けられています。これらにより、企業は安心して新しいシステムを利用することができます。さらに、サポートの内容は一部有償オプションとして選択可能で、自社に合った利用方法を模索できる点も大きな魅力と言えるでしょう。
この導入によって熊谷組は、IT資産管理の効率化と同時に運用負担の軽減を図ることができるため、より多くのリソースをコアビジネスに振り向けることが可能となります。実際、クラウドを利用することで社内のデータセキュリティを強化しつつ、情報の可視化を進めることが期待されています。
大規模なプロジェクトから地域密着型の小規模事業まで、様々なニーズに応え続ける熊谷組。その未来を支えるために、技術革新を取り入れる姿勢は、他の企業にとっても重要なモデルケースとなるでしょう。