ユニ・チャーム、サーキュラーエコノミーパートナーシップ加盟で環境問題解決へ

ユニ・チャーム、サーキュラーエコノミーパートナーシップへ加盟

ユニ・チャーム株式会社は、さらなる持続可能な社会の実現に向けた一歩として、サーキュラーエコノミーパートナーシップへの加盟を発表しました。このパートナーシップは、福島県相馬市や南相馬市を含む九つの団体から成り立っており、産官学の連携を活かし、環境問題の解決を目指します。

サーキュラーエコノミーパートナーシップとは？

サーキュラーエコノミーパートナーシップは、リサイクル技術やカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを進めるために設立されました。参加する各団体は、それぞれの強みや資源を持ち寄り、資源循環型社会の構築を目指します。2025年2月に締結されたこのパートナーシップは、地域の特性を活かした経済圏の形成にも寄与します。

ユニ・チャームの取り組み

ユニ・チャームは、「Kyo-sei Life Vision 2030」という中長期のESG目標を掲げ、資源循環型社会の実現に向けて積極的に活動しています。その一環として、使用済み紙パンツ、いわゆる紙おむつのリサイクルプロジェクト「RefF（リーフ）」を推進しています。このプロジェクトは2015年から始まり、オゾンを用いた独自技術により、パルプを再生することに成功しました。従来の使用済み製品と比較して高品質かつ衛生的なパルプを生成することで、リサイクル原料としての新たな活用を実現しています。

リサイクル商品の展開

ユニ・チャームは、リサイクル技術を活かし、『ライフリー一晩中安心さらさらパッドウルトラRefF』や『マミーポコパンツ RefF』など、様々な製品にリサイクル原材料を使用しています。また、再生高分子吸収材を使った『デオサンド香りで消臭する紙砂 RefF』など革新的な商品も開発しています。これらの取り組みは、さらなる地域との連携を深める中で展開されていきます。

地域との連携

ユニ・チャームは、地域の自治体や企業と協力しながら、より効率的なリサイクルシステムを構築していきます。今後は、フィージビリティスタディを進めつつ、新しい拠点の拡大にも取り組む予定です。これにより、資源の循環をさらに加速させることが求められています。パートナーシップの参加団体には、相馬市、南相馬市、さらには企業や大学などが含まれています。