新入社員の時間意識
2024-12-13 10:49:25

新入社員の時間意識調査:社会人1年目の実態が見えてきた

新入社員の時間意識調査



調査概要


シチズン時計が2024年春に入社予定の新入社員400人を対象に実施した「社会人1年目の仕事と時間意識」に関する調査が注目を集めています。コロナ禍の影響で大学生活を送った新入社員たちが、仕事に求める価値観や時間に対する意識を探るため、2017年の同調査とも比較しながら分析が行われました。

会社での時間の使い方


調査結果によれば、会社で過ごす時間の中で最も「好きな時間」は「同僚・上司との雑談」で、実に37.3%が選択しました。一方、苦手な時間としては「電話応対」が37.0%で、特に新しい環境におけるコミュニケーションに苦手意識が強いことが分かります。携帯電話に慣れ親しんできた世代でも、見知らぬ人との電話には抵抗感があるようです。

無駄だと感じる仕事時間


新入社員が「無駄だ」と感じる勤務時間のトップは「朝礼」で、参加した人の約23.5%がそう考えています。これは、2017年の15.3%から大幅に増加しており、企業の働き方が変わる中で朝礼の必要性が見直されていることが示唆されています。

加えて、無駄だと感じる業務が「コピー・ファックス」や「業務報告書作成」といった事務的な作業であることから、ペーパーレスやAIを活用した効率化の期待も浮かび上がっています。

集中力と勤務環境の理想


新入社員の約67.9%は、残業を除いた勤務時間中に4時間以上の集中を保てると回答しています。これは過去の調査に比べて集中力が高まっていることを示しています。

理想的な勤務時間は「7~8時間」とし、休憩時間も平均的に「1~1.5時間」が理想的との意見が多く、仕事の合間に適切な休息を取りたいという心理が伺えます。また、通勤は約30分圏内が望ましいという結果も出ています。

職場に慣れるまで


職場に慣れるまでの目安は大半が入社後3ヶ月以内と回答しており、新入社員の62.9%が短期間で環境に順応できると考えています。しかし、一方で約20%は依然として「まだ慣れていない」と感じていることもあり、個人差が伺えます。

新入社員扱い


職場での失敗については、46.3%が「いまだに新入社員扱い」を受けており、失敗が大目に見てもらえる状況が続いていることが分かります。これにより、成長を見守る企業文化が形成されていることも見受けられます。

遅刻と時間意識


緊張感からか、新入社員の多くが遅刻をしていないことも注目されます。遅刻の多くは5~10分と短く、全体の大多数が時間に対する意識を高めているようです。

飲みニケーションの変化


忘年会シーズンの到来を前に、職場での飲みニケーションについても関心が寄せられます。月に1回の飲み会が「ちょうどよい」と感じている人が31.5%にのぼり、積極的ではない職場環境が浮かび上がります。この構造的な変化はコロナ禍の影響も見逃せません。

まとめ


今年の新入社員は、短時間で効率的な業務運営や適切な休息、そして飲みニケーションの変化といった新たな意識を持っていることが伺えます。職場での時間の使い方や価値観は今後ますます多様化していくことでしょう。


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会社情報

会社名
シチズン時計株式会社
住所
東京都西東京市田無町6-1-12
電話番号

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