DENTOの新家具
2024-01-30 15:26:26
藍染・柿渋染の魅力を楽しむDENTOの新しい家具
広島県府中市の上下町に位置する伝統工芸株式会社/DENTOは、木工業において確かな実績を誇るメーカーです。最近、同社が新たに発表したのが『DyeTradition Line(ダイトラディションライン)』というシリーズです。このラインでは、藍染と柿渋を用いて製造されたスツール「LISCIO(リッショ)」がラインアップされています。各スツールは独自の染液によって染められ、その過程で個体ごとに異なる魅力を持つ一点ものとして仕上げられています。
個性あふれる一点ものの魅力
DENTOのスツールは、木目や染料による風合いの違いが特徴で、同じデザインでも、それぞれが独特の個性を持っています。これは、藍染と柿渋の26種類の独特の色合いと、木材の変化が織り成すものです。さらに、各スツールにはシリアルナンバーが付与されており、これにより真の一点ものとされています。
藍染の深遠な美しさ
藍染スツールは、広島県福山市の『藍屋テロワール』が手がけた藍を使用しています。藍の葉を天日干しし、約120日間かけて丁寧に発酵させたものを染料として用い、その特徴である豊かなインディゴブルーが見事に表現されています。藍染に使用されるホワイトアッシュ材は、染料の特性を引き立てるために選ばれ、木目が美しく浮かび上がります。
柿渋の風合い
柿渋染は、尾道柿園の手作りの柿渋を使用したもので、色が使うほどに深まるのが特徴です。歴史的にも日本の農具や船などに使われてきたこの天然塗料は、木材の消臭防腐効果もあることから、多くの家具に適しています。スツールには選ばれたオーク材が使用されており、木目が美しく見えるデザインが施されています。
鉄媒染のクールなスタイル
一方、柿渋鉄媒染のスツールは、よりクールで現代的な印象を与えてくれるダークブラウンの仕上がりです。尾道市の『立花テキスタイル研究所』が手がけたオリジナル染液によって、黒色に見えつつも木目が強調される独特な風合いが生み出されています。
手作業によるこだわり
『LISCIOスツール』は、座面と脚が分解可能で、各部品は丁寧に手作業で染められています。この手法によって、染め残しのない美しい仕上がりが実現されています。さらに、染色後にはウレタン塗装が施されており、衣類への色移りの心配もありません。
展示・販売情報
この新しいシリーズは、2024年2月6日から8日にかけて東京で開催される「31th MONTAGE」にて展示される予定です。ぜひ直接触れて、その魅力を感じてみてください。また、DENTOのウェブストアでも常時販売されているので、オンラインでも購入が可能です。
まとめ
DENTOの『DyeTradition Line』は、藍染や柿渋の美しさが詰まった、個性豊かな家具たちです。それぞれのスツールは、あなただけの特別な存在として日常に彩りを加えてくれることでしょう。心地よい生活を送りたい方にぴったりの、読み応えのある商品と言えます。これからの生活に新たな価値をもたらしてくれることでしょう。
会社情報
- 会社名
-
伝統工芸株式会社
- 住所
- 広島県府中市上下町階見1503
- 電話番号
-
0847-62-3377