Booostが主催したサステナビリティに関するラウンドテーブル
2025年10月9日、Booost株式会社は、東京都品川区において、時価総額1兆円を超える大手企業のCFOおよびCSuO(Chief Sustainability Officer)クラスのエグゼクティブ向けに、限定招待制で「エグゼクティブ・ラウンドテーブル」を開催しました。このフォーラムは、一橋大学との共同プロジェクト「攻めのサステナビリティ 実践フォーラム」に先立って、経営層同士の意見交換を促進することを目的としています。
当日は、IFRS財団の理事である小森博司氏をゲストスピーカーに迎え、一橋大学の野間教授がモデレーターを務めました。参加者の中には、日本を代表する東証プライム上場企業の経営幹部が揃い、サステナビリティのトランスフォーメーションに関する重要な議論が交わされました。
経営変革と非財務情報の開示
本ラウンドテーブルでは、SSBJ基準に基づく非財務情報開示の義務化が企業の経営にどのような影響を与えるかがテーマとして取り上げられました。特に「開示とは企業戦略そのものである」というメッセージが印象的で、多くの参加者がこれを受けて自社のサステナビリティ戦略を見直す必要性を感じました。
また、議論を通じて、参加者それぞれが持つ課題や疑問を共有し、実務に基づいた対話が深化しました。これにより、開示の本質を理解することの重要性や、経営戦略との連携がどれほど不可欠であるかが再認識されました。特に、非財務情報の開示を経営にどう生かしていくかという具体的な視点について、多くの実践的な示唆が得られました。
参加者の声
会議後のアンケートからは、参加者が直接対話をすることで得た貴重な学びや感想が報告されました。
- - 「ISSBの意図や『戦略開示』の本質を深く理解することができた。」
- - 「開示という目的を再評価し、戦略と一体で考える必要があると再認識した。」
- - 「他社CFOとの実務に根差した議論が出来たことが非常に貴重だった。」
このような前向きな声が多く寄せられ、具体的な事例交換が企業のサステナビリティへの理解を深める契機となったことがうかがえます。
次回ラウンドテーブルの案内
なお、このラウンドテーブルは11月18日(火)に第2回が予定されており、次回は新たなゲストが参加予定です。参加者には別途案内が届くとのことです。
Booostとその役割
Booost株式会社は、サステナビリティERP「booost Sustainability」を運営する企業です。このシステムは、1,200以上のデータポイントをサポートし、企業の環境、社会、ガバナンスに関する情報の収集と集計を自動化し、リアルタイムでのモニタリングを実現します。 同社は、サステナビリティ情報の開示に関して多くの企業から信頼を受けており、すでに92ヶ国以上、約2,000社に導入されています。
今後も、日本企業が国際的に競争力を維持し、SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)を推進するために、Booostの取り組みはますます重要になっていくでしょう。"
このラウンドテーブルを通じて、多くの企業が新たなサステナビリティの道を歩む契機になることを期待しています。