新たな生存戦略
2026-01-20 14:11:31
ダーウィン進化論を超える新たな生存戦略の提言
ダーウィン進化論を超えた共生の可能性
2026年1月16日、株式会社PHP研究所が新刊『利己的な生物がなぜ協力し合えるのか――「進化論」の残された謎に挑む』を発表します。本書は進化生物学者である長谷川英祐氏による最新の研究をまとめたもので、かつて「働かないアリに意義がある」で注目を集めた著者による15年ぶりの新作です。
この書籍は、従来のダーウィン進化論に疑問を投げかけ、進化における協力の重要性を解説します。これまでの生物学におえては、強者が弱者を支配し、自然界が弱肉強食の法則に従っているとされていました。しかし、著者はこの見解を根本から覆し、実は弱い存在が協力し合うことで生存を果たしていると主張します。
協力の生物学
本書は、アリの生存戦略を中心に展開されます。アリは社会性昆虫であり、繁栄を続けるためには他種との共生が不可欠です。著者は、アリとアブラムシとの共生関係を一つの例として挙げます。この関係では、アブラムシが甘露を分泌し、アリはそれを受け取る代わりに捕食者から保護します。このような共生が生物全体の繁栄につながるという理論が、著者の実験によって裏付けられています。
また、捕食―被食関係もまた共生の一環であり、この双方向の関係性が生物の進化を促進させるという考え方も触れられています。食物連鎖の中で、互いの種は長期的に進化を遂げてきたのです。
固定観念を打破する
本書は、長谷川氏が進める固定観念を打破するための発想の重要性にも言及しています。生物の進化を知ることは、私たちの仕事や生活にも新たな視点を与えてくれるでしょう。生命システムを理解することは、共生の重要性を見つめ直す良い機会となります。これまでの生存戦略や思考の枠を超え、生物たちがどのようにして45億年にわたる生命史を生き抜いてきたのか、その知恵に触れることができるでしょう。
著者について
長谷川英祐氏は東京都出身の進化生物学者で、元北海道大学大学院の准教授としても知られています。社会性昆虫の研究に情熱を注ぎ、これまでにも多数の著書を手がけています。さらに、趣味として映画や読書、マンガを楽しむなど多才な一面を持っています。
この新刊『利己的な生物がなぜ協力し合えるのか』は、生物学の根本的な問いに挑む試みでもあります。進化論に本質的な見直しをもたらすことが期待されており、すべての人にとって考察が深まる一冊となっていることでしょう。長谷川氏の視点から生まれる新しい生物学の可能性に、ぜひご注目ください。
会社情報
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株式会社PHP研究所
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