新大阪駅・京橋駅で進化するデジタル広告配信
2024年11月25日(月)から、新大阪駅と京橋駅に設置されたデジタルサイネージ環境において、革新的なDOOH広告配信が始まります。この取り組みは、株式会社JR西日本コミュニケーションズと株式会社LIVE BOARDによるもので、両社はデジタルOOH広告の新たな価値を創出することを目指しています。
DOOH広告の実証実験
新大阪駅3階の東西通路に設置される10面、京橋駅北口に設置される5面のデジタルサイネージが、LIVE BOARDマーケットプレイスとの連携で動き出します。これにより、従来の広告販売方法に加えて、NTTドコモが提供する位置情報データとの連携が実現。これにより、駅構内を通行する人数や視認者数を推定するモデルが開発され、より正確な広告効果の測定ができるようになります。
特に、LIVE BOARDが提供する視認調査に基づいたインプレッション(VAC=Visibility Adjusted Contact)販売により、広告を実際に確認したと推定できる人数に基づいた広告配信が可能となります。これにより、広告主は具体的な視聴者数に応じた料金を支払うことができ、広告効果の向上が期待されます。
ターミナル駅の利便性
新大阪駅は新幹線の停車駅として、ビジネスパーソンや観光客など多くの人々が行き交う場所です。平日には約12.8万人、休日には約10.0万人が利用するこの駅に設置されるデジタルサイネージは、高い視認性を誇ります。また、京橋駅はビジネス街や飲食店が集まる繁華街に位置し、平日には約16.9万人、休日には約13.6万人が通行します。これらの駅に設置されたデジタル広告は、多様なターゲットに効率的にアプローチできる絶好の機会となります。
今後の展望
JR西日本コミュニケーションズとLIVE BOARDは、この先もDOOH市場の拡大に向けたさらなる取り組みを進め、ライフスタイルの多様化に応じた広告配信を実現していく意向です。これにより、地域の多様なニーズに応じた広告戦略が展開されることが期待されます。
LIVE BOARDについて
株式会社LIVE BOARDは、日本国内で初めてインプレッションに基づく配信を実現したデジタルOOHアドネットワークのオペレーターです。同社は、屋外や屋内、電車内、駅構内など幅広い場所においてデータドリブンなターゲティングを実施しています。特に、コロナ禍のような人流変化にも柔軟に対応できる広告配信が評価されており、今後の成長が期待されています。
このように、今回の新たな広告配信システムは、駅利用者の動向をリアルタイムで把握することで、より効果的な媒体戦略を展開する助けとなるでしょう。デジタルOOHが進化する中で、新たなマーケットプレイスの実現に期待が寄せられています。