NECがDeepLのAI音声翻訳「DeepL Voice」を世界初導入し国際会議の壁を打破
NECがDeepLの新技術「DeepL Voice」を導入
ドイツに本社を持つ言語AI企業DeepLは、今般日本電気株式会社(NEC)によってそのリアルタイム音声翻訳ソリューション「DeepL Voice」が、世界で初めて採用されたことを発表しました。この革新的な技術の導入は、NECが推進するデジタル化の試みの一環であり、国際的なコミュニケーションの促進を目指しています。
DeepL Voiceとは?
「DeepL Voice」は、音声をリアルタイムで翻訳し、オンライン会議や対面での会話をよりスムーズにするためのソリューションです。このシステムは、すべての参加者が自国の言語で発言できる環境を提供し、他者には翻訳されたキャプションが表示されることで言語の壁を取り払います。さらに、ユーザーはモバイルデバイスを活用して、1対1の会話もサポートされます。
NECとDeepLの協力関係
NECは、DeepLの日本法人設立前から同社の翻訳サービスを利用しており、DeepL ProやAPIを広く活用してきました。今回の「DeepL Voice」導入に先立ち、NECは試験ベータ版のユーザーとして製品開発に貢献し、フィードバックを行いました。NECの執行役員である小玉浩氏は、自社の戦略を「クライアントゼロ」として、最新技術の導入を率先して行い、そのノウハウを顧客や社会に還元する姿勢を示しています。この取り組みにより、グローバルな企業としての更なるコミュニケーションの強化が期待されています。
実績と今後の展望
DeepL Voiceは、英語やドイツ語、日本語など、さまざまな言語に対応しており、リアルタイム翻訳の精度とスピードが特長です。現時点でサポートするのは12言語であり、今後も対応言語を増やしていく予定です。DeepLのCEOであるヤロスワフ・クテロフスキー氏は、NECが初となる導入を行ったことに誇りを持ち、新技術がビジネスコミュニケーションにもたらす影響に強い期待を寄せています。
拡大する利用可能性
この「DeepL Voice」は、特にリモートワークが普及し、国際会議が増える中、企業にとって不可欠なツールとなるでしょう。社員同士やクライアントとのコミュニケーションを円滑にすることで、ビジネスの効率化や効果的な協力体制の構築が実現します。DeepLは、言語の障壁を取り除くことを目的に、今後もさまざまな技術革新を提供していく考えです。
まとめ
NECによるDeepL Voiceの導入は、日本国内のデジタル化を進め、国際的な企業競争力を高める重要なステップです。グローバル化が進むビジネス環境において、言語の壁を越えたコミュニケーションの実現は、今後多くの企業にとって大きな利点となることでしょう。これからの展開が非常に楽しみです。
会社情報
- 会社名
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DeepL
- 住所
- Maarweg 165, 50825 Cologne, Germany
- 電話番号
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