新学期スタート!デジタル機器の安全使用法を再確認しよう
新しい学期が始まるこの時期、学校での授業がデジタル機器の利用を含むことがますます増えてきています。ノートパソコンやタブレット、そしてそれに付随する充電器やケーブルは、私たちの学びや生活をサポートする重要な道具です。しかし、その便利さの裏には、扱いを誤ると重大な事故を引き起こす危険性が潜んでいます。
事故を未然に防ぐ重要性
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)では、新年度を機にデジタル機器に対する安全な取り扱いについて注意喚起をしています。最近、学校でもデジタル機器を多く用いる授業が増加しているため、扱い方を再確認することが求められています。特に、USB充電コネクターには液体や異物が侵入することで発煙や焼損の危険があります。
リチウムイオン電池が内蔵された機器についても注意が必要です。高い性能を誇るバッテリーですが、傷や変形が生じた場合には異常発熱が起こる可能性があるため、丁寧に扱うことが大切です。
注意が必要な行動
以下の点に注意することで、事故を未然に防ぎましょう。
1. 充電コネクターに液体や異物が侵入しないように
充電コネクター部に液体や細かい異物が入ると、内部でトラッキングやショートを引き起こし、発熱や発煙の原因となりえます。特に、小さな子どもにとっては、周囲の大人に相談することを普段から教えておく必要があります。
2. 破損や変形した充電コネクターは使用しない
イタズラや不適切な取り扱いにより充電コネクターが損傷することがあります。これは、異常発熱のリスクを高める要因となりますので、こまめに点検し、破損が見られた場合は即時使用を中止し、専門の店舗やメーカーに相談することが賢明です。
3. リチウムイオン電池内蔵製品は丁寧に扱う
デジタル機器に使われているリチウムイオン電池は、強い衝撃を受けると異常発熱を引き起こすことがあります。落下を防ぐために、機器を持ち運ぶ際は専用のケースを利用することがお勧めです。
万が一、落下後にバッテリーに異常を感じた場合は、すぐに使用を中止し、安全な場所に移動させることが重要です。これにより、さらなるリスクを回避できます。
安全な使い方を促進するために
NITEでは、製品事故に関連する情報を提供するツール「NITE SAFE-Lite(ナイトセーフ・ライト)」を用意しています。製品名を入力すると、関連する事故やリコール情報が検索でき、安全な利用を促進しています。
新学期を迎えた今、デジタル機器を安全に取り扱うことの重要性を再認識し、事故を未然に防ぐ意識を高めていきましょう。皆さんが安全にデジタル機器を使えるよう、周囲の大人がしっかりサポートし合うことも忘れずにいたいものです。