株式会社エフピコと四国シジシーは、2025年3月27日に共同記者会見を開き、リサイクル活動の強化について発表しました。両社の取り組みは、使用済み食品トレーやペットボトルを回収し、新しい容器として再利用する「水平リサイクル」に基づいています。この取り組みは、四国シジシーが運営するスーパーマーケット132店舗に広がります。
持続可能な循環型社会の形成
エフピコと四国シジシーは「そのお店が地域のエコリーダー」を目指し、地域住民に使用済みの食品トレーを持参してもらうキャンペーンを展開。また、スーパーマーケットには回収ボックスが設置され、そこに食品トレーを捨てることで、循環型リサイクルが実現します。集められた食品トレーは、エフピコによって「エコトレー」「エコAPET」「エコOPET」というエコ製品に生まれ変わります。
この方法によって、2025年2月期には約368トンのCO2排出削減が見込まれ、2026年2月期にはさらに400トンの削減を目指しています。
地域の教育と環境啓発イベントの実施
両社は環境啓発イベントや「リサイクル教室」を開催し、地域の小学校で環境教育を行います。この活動を通じて、リサイクル資源の有効活用に加え、地域の環境負荷軽減にも寄与することを目指しています。
エフピコは、日本国内でスーパーマーケットやコンビニで使われる簡易食品容器のトップメーカーとして知られています。自社の「トレーtoトレー」や「ボトルto透明容器」というリサイクル方式を通じて、環境負荷を低減し、持続可能な社会の実現に向けて努力しています。
四国シジシーの役割
四国シジシーは、地域のスーパーマーケットで構成されるコーペラティブチェーンで、全国に4,448店舗を展開しています。お客様に信頼される商品を提供するために、環境、安心、安全、味、健康を重視しており、お手頃な価格で生活必需品を提供しています。
エフピコと四国シジシーの取り組みは、地域住民や環境への貢献だけでなく、企業としての社会的責任を果たす重要な活動と言えます。未来の循環型社会の実現に向け、両社の活動から目が離せません。