宇宙ビジネスに革新をもたらすオービタルネット
名古屋本社の株式会社オービタルネットは、今夏、東京で開催される宇宙ビジネスの大規模展示会『SPEXA』に出展します。この展示会は、宇宙関連業界の最新技術やサービスが一堂に会するイベントで、オービタルネットもその一翼を担っているのです。
最新技術のデモンストレーション
オービタルネットは、特に衛星画像に関する革新的な技術を紹介します。具体的には、Sentinel-2をはじめとする様々な衛星から取得された画像を用いて
- - 超解像化(最高8倍)
- - 自動図化
- - 単眼深度推定
といった解析を行います。これにより、一般的には不明瞭な画像でも鮮明な結果を得ることができるのです。
もちろん、ただ単に結果を示すだけではありません。当社は、これらの技術を「AI as a Service」としてウェブブラウザ越しに即時に利用できるデモを用意しています。これにより、誰でも簡単に衛星画像を解析し、迅速な意思決定が可能になります。
自動図化技術の優位性
自動図化の技術は、衛星画像を解像化して建物の境界を判別し、ポリゴンデータとして出力します。具体的な成功事例として、Sentinel-2から得たデータを用いて、一般的な住宅の形状を再現することができました。これにより、都市計画や建設業界におけるデータ収集の効率を大幅に向上させる可能性があります。
単眼深度推定の革新
次に、我々の注目すべき技術は単眼深度推定です。この技術は、1枚の画像から対象物の奥行き情報を推定し、3次元モデルを生成します。これが難しいのは、衛星画像の画質が一般的に低いためでしたが、超解像化技術の発展により、より高精度に対象をモデル化することが可能になりました。
AGI as a Serviceの展望
オービタルネットの目指すところは、すべての技術をユーザーに提供し、衛星画像の利活用障壁を減らすことです。最終的には、APIなどを通じて多くの方々がこの技術を利用できるプラットフォームを構築し、社会に貢献できるよう努めていく所存です。
会社のビジョン
オービタルネットは、FOSS4Gテクノロジーを活用した業務支援システムや地理データ分析を提供し続けてきました。設立以来、地理情報の生産や空間解析工程において、ディープラーニングや機械学習を取り入れ、業界のデジタルトランスフォーメーションに寄与してきたのです。今後も、ますます進化する技術を実現し、AI as a Serviceとして広く普及させていくことを目指します。
最後に
展示会『SPEXA』への参加は、オービタルネットが新たな宇宙ビジネスのステージへと踏み出す第一歩となります。この機会に、多くの人々に我々の技術を体験していただき、未来の可能性を感じていただければ幸いです。