海のいのちの循環
2025-07-24 12:37:11

アドベンチャーワールドのパンダ竹を活用した海のいのちの循環プロジェクト

アドベンチャーワールドの新たな試み



和歌山県白浜町にあるアドベンチャーワールドでは、ジャイアントパンダが食べ残した竹を再利用した「パンダバンブープロジェクト」が進められています。この取り組みにより、2025年シーズンでもアオリイカの産卵が確認され、これで4年連続の成功となりました。これを機に、株式会社や地元の学校との協力体制を強化し、自然環境を守る活動が広がっています。

産卵の確認と展示



今年の取り組みとして、漁港に設置した産卵床のうち、30基のうち22基ですでに産卵が確認されており、その一部の卵塊は京都大学白浜水族館で展示されています。来館者は孵化までのプロセスを観察でき、さらに運が良ければ卵から孵化する瞬間も目にすることができます。この展示は2025年の7月から10月下旬まで行われ、訪れる人々への学びの場でもあります。

岸和田市での初の設置



岸和田市でも新たにアオリイカの産卵床が設置されました。7月3日に漁港に設置された21基は、パンダのための竹を使っており、最後の食事に由来する竹の残りを活用しています。さらに、岸和田市内の修斉小学校の子供たちが協力して産卵床の製作を行ったことは、地域の環境教育にも寄与しています。この活動によって、地元で調達した竹が海に新しい命を育む場として活用されることになりました。

調査と今後の活動



今後も、設置した産卵床の調査を通じてアオリイカの産卵状況や生態系の変化を把握することが計画されています。特に、京都大学による環境DNA調査が行われ、海中に存在する生物の種類や個体数の変化を科学的に分析します。これにより、地域の海の環境保全がより効果的に行われることが期待されています。

自然環境への貢献



近年、海水温の上昇や藻類を食べる魚の影響で、アオリイカの産卵に適した海藻が減少しています。それ一方で、里山では放置竹林の増加が問題とされており、竹の管理とその再利用が求められる現状です。このプロジェクトでは、パンダの食事のために伐採した竹を有効活用することで、環境保全と地域との連携を図り、持続可能な取り組みを続けています。

アドベンチャーワールドでは、こうした取り組みを通じて、海の生態系の保護や地域住民の環境意識の向上を目指しています。この活動は単なるプロジェクトに留まらず、広域的な環境保全モデルの構築へと繋がっています。今後も持続可能な未来を目指して、地域とともに活動を続ける意義が高まることでしょう。

まとめ



アドベンチャーワールドの「パンダバンブープロジェクト」は、パンダが食べ残した竹を活用し、アオリイカの産卵を促進する斬新な取り組みです。この活動は、持続可能な海の環境を守るだけでなく、地域の教育や意識向上にも寄与しております。ぜひ、皆様もこの取り組みを応援し、地域の環境保全に貢献したいものです。


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会社情報

会社名
株式会社アワーズ
住所
和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2399株式会社アワーズ アドベンチャーワールド
電話番号
0570-06-4481

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