今野醸造、農水大臣賞
2025-10-02 11:21:20

宮城の今野醸造が地域の誇り、8度目の農林水産大臣賞受賞

宮城県の誇り、今野醸造の成功物語



宮城県加美町に位置する有限会社今野醸造は、醤油業界の中で注目すべき存在です。2023年10月1日、東京・ロイヤルパークホテルで開催された第52回全国醤油品評会において、同社の「吟醸醤油」が農林水産大臣賞を受賞しました。これにより、同社は通算8度目の受賞を果たし、全国最多受賞という新たな記録を打ち立てました。

数々の受賞歴


「吟醸醤油」は、今回の受賞で7度目の農林水産大臣賞に輝きましたが、その道のりは決して平坦ではありませんでした。1990年代の価格破壊が進む中、小規模蔵元にとって非常に厳しい状況であった時代に、今野醸造は「最後の挑戦」として新たな製品を生み出しました。その結果、「吟醸醤油」は料理人たちから高い評価を受け、口コミによって徐々にその名が広がったのです。

職人の技術とこだわり


現在、今野醸造は16名の従業員がいる小規模な蔵元ですが、品質第一主義を徹底しています。特に醤油の品質を決定づける重要な工程である「火入れ」では、職人が専用の小釜を使い、温度や時間を自らの感覚で調整します。このような手作業は、機械化されたプロセスでは出せない繊細で華やかな香りやまろやかな旨味を引き出すことができます。今回の受賞は、こうした職人の技術と熱意が生んだ結果と言えるでしょう。

多様な料理での活用


「吟醸醤油」は、寿司や刺身などの繊細な和食はもちろん、和牛料理にも絶妙にマッチします。その甘みと旨味をしっかりと引き出すことができ、食卓では名脇役として料理の風味を引き立てます。多様なジャンルの料理人たちからも、その実力が支持されています。

地域との結びつき


今野醸造は、宮城県加美町の自然の中で醤油だけでなく仙台味噌なども製造しています。世界農業遺産「大崎耕土」に抱かれたこの地域で、自社農場を持つことにより、原料からこだわった味噌作りへも挑戦しています。この取り組みはSDGsにも貢献しており、地域社会との連携や地元文化の継承にもつながっています。

受賞を祝う特別仕様商品


受賞を記念して、今野醸造では特別仕様のボトルも販売予定です。数量限定で、特にその品質と美味しさを感じていただける機会となるでしょう。商品の購入は公式オンラインショップや地元のスーパーマーケットで可能です。

まとめ


今野醸造の成功は、ただの幸運ではなく、地道な努力と地域への愛の結晶です。今後も彼らの挑戦は続き、日本の食文化と風味が世界に広がることが期待されています。私たちもこの素晴らしい醤油を通じて、地域の魅力と文化を再認識し、その品質を楽しむことができるでしょう。醤油造りに賭けた情熱を感じ、おいしい食卓を囲むために、ぜひ「吟醸醤油」を試してみてはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
有限会社今野醸造
住所
宮城県加美郡加美町下新田字小原5
電話番号
0229-63-4004

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