医療デザインセンター開設
2024-12-11 09:18:45

筑波大学附属病院に新たな医療デザインセンター開設!地域医療の未来を切り開く

医療デザインセンターつくば 開設の意義と背景



2024年12月1日、筑波大学附属病院に「医療デザインセンターつくば」が開設されることが発表されました。これは日本医療デザインセンターの取り組みの一環であり、今後全国の大学病院に医療デザインセンターを設置するための第一ステップとなります。この新しいセンターの設立には、地域医療に対する強い意義が込められています。

茨城県では、高齢化が進む中で医療需要も増加していますが、特に県北地域では医療アクセスの格差が大きな問題として浮上しています。この課題を解決するためには、単に医療資源を増やすだけでは不十分で、医療従事者の働き方の改善、新しいサービスの創出、地域貢献型の支援体制が求められます。

CIMEとの連携



医療デザインセンターは、筑波大学附属病院に設けられた未来医工融合研究センター(CIME)内に位置します。CIMEは医療機器や医薬品の臨床開発を促進するため、学際的な研究を行う拠点です。センターの設立により、医療従事者と外部の研究者が共同で実証研究を行う環境が整うことで、新たな病院の医療体験設計が進むことが期待されます。

このセンターでは、AIや先進医療技術の知見を最大限に活かし、「人間中心」を意識した医療デザインが進められます。患者やその家族、医療従事者の視点を大切にし、より良い医療体験の提供を目指します。

脳卒中科との共同研究



今回の設立では、筑波大学附属病院の脳卒中科との共同研究が特に注目されます。この共同プロジェクトには、国内の手術室の設計・施工を担当する株式会社セントラルユニが協力しており、周術期における医療体験の向上を目指しています。

手術や入院を通じての患者体験には、数多くの診療科や職種が関与しているため、連携の強化は不可欠です。支援体制がしっかりと確立されることで、患者さんが安心して治療に臨める環境が整います。

地域医療への貢献



医療デザインセンターつくばは、茨城県内の医療機関や介護福祉施設と連携を強化し、地域医療の質を向上させるために尽力します。加えて、筑波大学附属病院CIMEを基点に、地域の自治体や教育機関、民間企業と共に地域医療を発展させる取り組みも進めていきます。

この活動は、周術期医療以外にも医療デザインの実践・実装を目指して展開されていく予定です。医療現場の新たな改革に向けての道筋が開けつつあります。

代表理事のメッセージ



「医療デザインセンターつくば」の設立は、地域医療の未来を切り拓く重要なステップです。この機会を提供してくださった筑波大学附属病院CIMEの関係者やワークショップに参加した医療従事者への感謝の意を表し、該当者たちとも協力しながら医療現場の課題解決に全力を注いでいきます。本センターを通じて、患者さんやその家族、医療従事者にとって、最適な医療体験を共にデザインしていきたいと考えています。

この新しい取り組みが茨城県内外で広がり、地域医療の新たな展望を見出すきっかけになることを期待しています。

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医療デザインセンターつくばは地域医療の革新と共に、将来的な社会共創への扉を開いていきます。


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会社情報

会社名
一般社団法人 日本医療デザインセンター
住所
神奈川県鎌倉市雪ノ下1-3-27ヴィラ・ウィスタリア B-2
電話番号
0467-39-5740

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