羽田空港で「時間旅行 – The Amazing Japanese Art」ポップアップ開催
羽田空港第3ターミナルの出国エリア内にて、地方創生型ラグジュアリーブランド「JAPAN MASTERY COLLECTION(通称JMC)」が主催するポップアップストア「時間旅行 – The Amazing Japanese Art」が、旅の楽しさを一層引き立てる魅力的な空間を提供しています。このイベントは、国内外の旅行者に向けて、日本の美術の伝統とその革新を融合させた作品を多数展示しています。
体験できる美術の旅
このポップアップストアでは、近年のテレビドラマや展覧会で再注目されている浮世絵から、日本画、陶芸、さらには現代アートまで、幅広いジャンルを網羅しています。まるで時空を超える美術の旅をするかのように、展示空間内を自由に巡ることで、過去、現在、未来の時間軸を体験できる仕掛けが施されています。各作品には英語と日本語の解説がQRコードで添付されており、より深い鑑賞が可能です。
毎回訪れる者を魅了する作品たち
日本美術の原点を体感する
例えば、江戸〜明治期のオリジナル浮世絵を見て、日本の美意識を実感することができます。歌川広重や歌川豊国の作品は、風景画や役者絵の美しさを体現しています。中でも、千三百年前の浮世絵師、歌川広重が手掛けた「木版画名所江戸百景芝愛宕山」は、380,000円での価格付けがされています。
一方で、歌川豊国の「今様押繪鑑亀屋忠兵衛」は、豊国の代表作ともいえるもので、その価格は140,000円です。これらの幽玄な作品は、時代を超えて多くの人々の心を掴んで離しません。
陶芸の美しさと現代アート
陶芸のセクションでは、益子焼や阿部高大の独特な現代アートも楽しむことができます。特に、阿部高大の「絵画風神雷神図2」は、宇宙的視点と日本の美意識が融合した作品で、210万円という値段で展示されています。また、益子焼の名陶芸家古川隆久の作品は72,000円と、独自の色彩感覚で生み出された一品です。
現代アートの新たな風
現代アートの展示に目を向けると、GAN PROJECTが推薦するため、磯部光太郎や松井宏之といった作家たちの作品も見逃せません。松井宏之の「備前焼スピーカー『頻伽 I』」は、備前土の温もりを感じさせ、美しい造形を持つ作品として1,190,000円。磯部光太郎の「Biotop 葉っぱの傘」は660,000円で販売されています。
アートが身近に感じられる空間
ポップアップストアのもう一つの魅力は、アートが「買える」という点です。旅行の思い出として、アートグッズや浮世絵原画が手に入る楽しみが待っています。海野良太の「富士山桜」のポストカードセットは、3500円から手に入りますし、長谷川理恵が手掛けた美濃焼の豆皿も24,000円で購入できます。
イベントの詳細
このポップアップストアは、2025年8月20日(水)から9月15日(月・祝)まで羽田空港第3ターミナルの出国エリアで開催されます。営業時間は7:00から23:00までです。
日本の美と技を未来へ残すためのプラットフォームを構築するJMCは、これからも羽田空港を発信源として、日本の美術を世界中に届けることを目指しています。今後の展開にも期待が寄せられます。