マーチャント社がLife Innovation社との資本業務提携に合意！持続可能な未来へ向けて

マーチャント・バンカーズ社とLife Innovation社の資本業務提携について

マーチャント・バンカーズ株式会社（以下、マーチャント社）は、先日開催された取締役会にて、Life Innovation社との資本業務提携に関する基本合意を決定しました。この提携は、環境循環分野におけるビジネスを通じて、中長期的な企業価値の最大化を目的としています。

Life Innovation社とは

Life Innovation社は、ファッションデザイナーとしての経歴を持つ園部皓志氏が設立した会社です。彼は、衣料のリサイクルや和紙を利用した新素材の開発に取り組んでおり、環境性と文化的価値を兼ね備えた持続可能な事業モデルの構築を目指しています。今後、同社は以下の2つの主要な事業に注力する予定です。

1. コークス事業

この事業では、クレサヴァ株式会社から業務委託を受け、2026年春から再生コークスの生産を開始します。コークスは、天然資源から得られる燃料で、環境への影響を軽減することが期待されています。これにより、製鉄にも利用可能であり、二酸化炭素の削減にも寄与します。

2. 地域再生・リゾート事業

Life Innovation社は、京都府南丹市美山町でリゾート施設の温浴・宿泊体験を提供する計画です。この施設では、伝統的な和紙を素材にした循環型モデルを導入し、宿泊者には自然素材を使ったリネン類を提供。その上で、宿泊者が農業体験や和紙づくりを体験できるプログラムを用意し、地域の循環型社会の価値を広めます。

資本業務提携の背景

マーチャント社は、再生可能エネルギーといった社会性の高い投資に注目しています。Life Innovation社が手掛ける新たなビジネスに対しても、特に期待を寄せているとのこと。今回の基本合意は、両社のビジョンに合致し、環境に優しい事業の展開を加速させるものと位置付けられています。

合意内容と今後のスケジュール

両社は2026年1月中に正式契約を締結し、その後、マーチャント社がLife Innovation社の発行済株式の約15%を取得する予定です。これにより、共同で再生可能エネルギーや地域の資源を最大限に活用した事業展開を行うことが見込まれています。さらに、将来にはLife Innovation社のグループ化も視野に入れた取り組みが進められます。

今後の展望

現時点で、この提携が2026年10月期の業績に大きな影響を与えるとは考えられていません。しかし、将来的に状況が変化する可能性もあるため、進捗については随時公表される予定です。

マーチャント社とLife Innovation社の協働により、持続可能な社会の実現が期待される中、今後の展開に注目が集まります。両社の取り組みがどのように進化していくのか、引き続き情報を追っていきたいと思います。