港町・塩竈の新たな一歩
宮城県塩竈市に本社を構える阿部勘酒造株式会社が、主力ブランドを「塩竈 阿部勘」と改名し、全く新しい酒のシリーズ「潮」を発表しました。これは、塩竈の豊かな食文化を映し出す酒造りを目指すもので、酒質設計やラベルデザインまでを全面的に見直しました。
新シリーズ「潮」がもたらす新たな体験
新たにリリースされた「潮」は、「黄金潮」「橙潮」「玄潮」「翠潮」という4つの異なる商品展開をおこないます。この新シリーズは、全国有数の生鮮まぐろの水揚げ港として知られる塩竈の寿司文化を深く反映しています。鮮度を重視した料理法が根付くこの地で、阿部勘酒造はこの伝統に沿った酒造りを続けています。
寿司の街・塩竈の酒としての進化
現在、国内外で和食の人気が高まる中まさに絶好のタイミングで、「寿司の街・塩竈の酒」という新たなブランドコンセプトが誕生しました。この新しいアプローチでは、魚介料理との完璧な調和を実現するため、酒質設計の見直しが行われ、麹歩合や発酵設計、日本酒度の考え方まで一新されました。
阿部勘酒造では「鮮度のために、何もしない」が酒造りにおける哲学です。この方針に沿って、過剰な甘さや香りを避け、控えめで自然な風味を大切にした酒造りがなされています。
デザインへのこだわり
新しいデザインも見逃せません。ラベルは余白を活かしたミニマルな表現へとシフトし、透明感のある包装を採用しました。また、商品ラベルには英語表記も追加され、国際的な視点も取り入れられています。この「潮」というシリーズ名には、時間や季節に応じて変化する海の表情が込められています。
アートディレクターの駒井美智子氏は、「塩竈の寿司文化には、鮮度を尊重する美意識が見られる。この引き算の感覚をデザインで表現しました。」とコメントしています。
新酒のラインナップ
蔵の技術を結集した逸品で、華やかな香りと洗練された甘みが楽しめる酒。
液体の柔らかさが魅力で、料理との調和が深く、幅広い可能性を秘めた一本。
繊細で上品な香りが特徴の酒で、素材の味を引き立てます。
食中酒として理想的な酒で、料理の味を際立たせる旨味と香りが魅力です。
今後の展望
阿部勘酒造は季節ごとに限定酒を展開し、地元の作家やアーティストとのコラボレーションも進めていく予定です。第一弾として、イラストレーター・小田佑二氏を起用した春の限定酒も話題に。
また、阿部勘酒造は300年以上の歴史を持つ鹽竈神社の御神酒を納めてきた実績もあり、地域性を大切にした酒造りを続けています。海と祈りが共存するこの地で、塩竈の食文化と共に歩みを進めていく姿勢を示しています。
発売日は2026年5月11日。 更なる進化を遂げた塩竈阿部勘に、ぜひご期待ください。