新たなリユースの形『Rehello』
ブックオフグループホールディングスの子会社、ブックオフコーポレーションが運営する『BOOKOFF総合買取窓口』が、2025年10月から新ブランド『Rehello by BOOKOFF』に生まれ変わります。このリネームは、日常生活の中でリユースをより身近なものにし、より多くの方々に「売る」という行為を体験してもらうことを目指したものです。
リユースの現状と課題
最近の環境省の調査結果によると、生活者の70%が過去1年間に不要品の売却や引渡しを行った経験がないということが明らかになりました。この背景には、リユースショップへの持ち込み手続きや、フリマアプリの利用時の梱包の手間など、利便性への懸念が存在します。特に、高価な品物については査定が不透明であったり、お店の雰囲気の敷居が高いと感じる方が多いのが現状です。これらの不安を解消し、安心して相談できる場所を提供するために、ブックオフは2016年に『BOOKOFF総合買取窓口』を設立しました。
新ブランド『Rehello』のコンセプト
新しく設立される『Rehello』では、親しいコミュニケーションを重視し、お客様が気軽に相談できる環境を提供することを目指しています。高級感とオープンな雰囲気を兼ね備えた店舗デザインで、特にリユースに不慣れな富裕層やアッパーマス層のお客様が初めてでも入りやすい店舗を実現しています。
また『Rehello』は、買取だけでなく、エコサイトとの連携や不要品の回収サービス「R-LOOP」の提供など、多様なサービスを展開します。これにより、リユース文化の普及や循環型社会の実現に貢献していきます。
ブランドキャンペーン『そうだ、リハロに相談だ』
さらに、2025年10月20日からは新ブランドを広く知ってもらうためのキャンペーン『そうだ、リハロに相談だ』を開始します。キャンペーンでは、ブランド品に関する共感を呼ぶイラストやスローガンを通じて、リユースの重要性を伝えます。出番を終えた大切なアイテムをリユースする手助けをすることで、他の誰かにその価値を繋げることができると伝えます。
Rehelloの今後の戦略
ブックオフは2025年1月に吉祥寺に1号店をオープンし、今後は東京都23区を中心に23店舗を展開予定です。これにより、さらなるリユースの活性化と、環境への配慮を推進していきます。リユースが新たな日常となる未来のために、『Rehello』はお客様と共に成長し、持続可能な社会実現に貢献していきます。
リユースは私たちの生活の中に取り入れられるものであり、一人ひとりの選択が環境への影響を少なくする大きな力となります。ブックオフの新しい取り組み『Rehello』が、より多くの人々にサステナブルな選択を提供することで、未来の循環型社会の実現に寄与することを期待しています。