ECサイトの購買行動調査から見えてきたこと
最近の調査によると、ECサイト利用者の約67%が「商品の見つけやすさ」が理由で、予定外の商品を購入していることがわかりました。これを受けて、株式会社DGビジネステクノロジーが実施した「ECサイトにおける商品探索体験に関する実態調査」の結果を詳しく見ていきましょう。
調査の背景と目的
近年、EC市場は急速に成長しています。経済産業省によると、日本のBtoC-EC市場は2022年には22.7兆円、2023年には24.8兆円に達する見込みです。この成長を背景に、消費者が様々なサイトで商品を購入することが当たり前になっています。そのため、企業は価格や送料だけでなく、「ついで買い」を促すような商品探索の機能を充実させる必要があります。
目的買いと探索買い
調査では、ECサイト利用者の68.9%が、購入する商品を事前に決めている「目的買い」を行っていると回答しました。また、予定外に商品を買う「探索買い」も実施されています。このデータから、目的が明確なユーザーも数多くの選択肢の中から偶発的な購入を選ぶことが分かりました。特に「商品の見つけやすさ」が鍵となることが強調されます。
予定外購入の要因
調査結果によれば、予定外購入を促す要因の中で一番影響を与えるのは「価格的なメリット」で、66.5%の利用者がこれを挙げました。次いで「思いがけない商品との出会い」が55.3%、高評価のレビューが29.9%という結果が出ています。これらの要素が、予想外の購入行動を引き起こす要因となっていることが分かります。
購買行動の悩み
一方で、71.9%の利用者が「欲しい商品が見つけられず離脱してしまった」と回答しており、特に目的のある買い物を行った場合でも、流れがスムーズでないと購入を諦める傾向があることが明らかになりました。これはECサイトにおける大きな機会損失と言えるでしょう。また、情報不足が理由として最も多く挙げられています。
向上する探索体験
調査結果を踏まえると、ECサイト運営者にとっては「商品の見つけやすさ」と「情報の充実」が重要な課題です。商品の見つけやすさは、関連商品に興味を持たせ、回遊を促す効果があります。さらに、良質な情報やレビューを提供することが、ついで買いやリピート購入に繋がる要因となるでしょう。
まとめ
今回の調査を通じて、ECサイトでの購買体験における「商品の見つけやすさ」がいかに重要かが浮き彫りになりました。顧客がストレスなく目的のものに辿り着けること、さらには関連商品との出会いを提供することが事業者の売上向上に繋がります。今後、DGビジネステクノロジーは、ECサイトのユーザー体験を高めることで、顧客の価値の最大化を図っていくことでしょう。