多様な産業との連携を目指すスポーツ団体、公募開始が告知される

スポーツ団体の新規事業創出に向けた公募の開始

日本のスポーツ業界で新しい風が吹き込まれています。2025年6月16日より、スポーツ庁と株式会社eiiconが共にスポーツ団体の公募を開始し、革新的な事業を創出するための取り組みが展開されます。この取り組みは「スポーツオープンイノベーション推進事業」と名付けられ、全国のスポーツ団体に向けたホスト団体の募集を行うものです。

スポーツオープンイノベーション推進事業の背景

近年、スポーツ産業の成長が求められる中、他産業との連携を深めることが欠かせなくなってきています。具体的には、スポーツ団体や企業、地方公共団体が一体となり、新たな価値を創出することが目指されています。この公募は、参加するスポーツ団体が自らの経営資源を活用し、他企業との協力によって新規事業の立ち上げを支援することを目的としています。

対象となるスポーツ団体

この公募は、以下の条件を満たすスポーツ団体を対象にしています。
1. 新規事業に単独で取り組んでいる団体
2. 他企業と共創で新規事業に取り組んでいる団体
3. これから共創に取り組みたいと考えている団体

応募するためには、革新的な事業テーマや課題解決のための思考を持ち、自社のリソースを活かしながら進めていく姿勢が求められます。また、応募期日は2025年7月11日となっており、関心のある団体は早めにエントリーを行う必要があります。

アクセラレーションプログラムの詳細

スポーツ庁では、スポーツ団体と企業との連携を促進するためのプログラムを数多く実施しています。その中には、カンファレンスやアクセラレーションプログラムなどがあり、これらの活動を通じて、新事業の創出をサポートしています。特に今年度は、ビジネス構築と成長支援の2つの段階に分け、効率的な成果を引き出すことを目指しています。また、パラスポーツ団体への支援も行われるため、より多くの団体が参加できる環境が整っています。