量子コンピュータ時代のセキュリティ対策
リモートワークの普及が進む中、企業の情報セキュリティがますます重要視されています。日立ソリューションズ・クリエイトは、リモートワークを安全に実現するための新しいリモートアクセスシステム「DoMobile Ver.5」を2026年1月15日から提供します。このシステムは、量子コンピュータでのサイバー攻撃にも耐えうる耐量子計算機暗号(PQC)を組み込んでおり、より強固なセキュリティを実現します。
リモートワークの現状と課題
近年、リモートワークとオフィス出勤を組み合わせたハイブリッドワークモデルが多くの企業で採用されています。しかし、それに伴い、リモート環境を狙ったサイバー攻撃のリスクも増加しています。RSAやECCなど従来の暗号化手法は、現行のコンピュータでは解読が難しいとされてきましたが、量子コンピュータの急速な発展により、これまで安全と考えられていた手法が脅かされています。特に、長期間の情報保護が求められる医療データや金融情報は、量子コンピュータによる「Harvest Now, Decrypt Later(HNDL)攻撃」の格好の標的です。
DoMobile Ver.5の特長
日立の新しいリモートアクセスシステム「DoMobile Ver.5」では、以下の特長があります。
1.
量子コンピュータへの耐性: PQCを導入することで、量子コンピュータによる攻撃にも対応可能です。
2.
標準化仕様の採用: NISTが発表した高信頼性のある標準化技術を採用しており、将来的にも安心して利用することができます。
3.
追加費用なしでの導入: 既存のDoMobileユーザーは、特別な契約なしでPQC機能を利用できるため、アップデートするだけで高セキュリティ環境を実現できます。
4.
日本市場での先行導入: PQC機能を有するリモートアクセスソフトウェアは日本市場においてまだ一般的ではなく、DoMobile Ver.5は業界の先駆けとして展開されます。
どのように利用するか
DoMobile Ver.5は、サーバーライセンスとクライアントライセンスのセットで提供され、セキュアなリモートアクセスを必要とする約36,000人のユーザーに利用されています。コロナ禍におけるリモート勤務の需要に対し、日立は迅速に対応し、ユーザーに信頼性の高いソリューションを届けてきました。
まとめ
日立ソリューションズ・クリエイトは、量子コンピュータという新たな脅威に立ち向かうための有効な手段を示しています。リモートワークのセキュリティ対策を講じるこの新システム「DoMobile Ver.5」の導入は、今後の働き方において非常に重要なステップとなることでしょう。安全で安定したリモートワーク環境を維持するために、企業はこの新しいソリューションの利用を検討すべきです。