航空管制官の疲労管理を深化させるための新たな取り組みについて
国土交通省は、航空管制官の疲労管理の向上を図るため、「第3回 航空管制官の疲労管理の高度化に関する有識者検討会」を開催します。本会合は、令和7年3月19日(水)15:00から16:30まで、中央合同庁舎2号館の第2会議室A・Bで行われます。この検討会は、先に実施された「羽田空港航空機衝突事故対策検討委員会」の中間取りまとめを受けて、航空管制官の業務における疲労管理の具体的な方策を考察することを目的としています。
会議の目的と背景
航空管制官は、航空機の安全な運航を支える重要な役割を果たしていますが、長時間勤務や複雑な業務内容により、心理的・肉体的な疲労が蓄積されることがあります。この疲労が航空の安全性に影響を及ぼす可能性が懸念されており、国土交通省としては、この課題に対し具体的な解決策を模索しています。また、航空業界全体の安全意識を高めるためにも、疲労管理の高度化は欠かせないテーマとなっています。これまでの分析や提言を基に、専門家たちが集まり、意見を交わす重要な場となります。
議題と特色
本会議の主な議題は、疲労管理の高度化に向けた具体的方策のまとめです。関係者は、実際の業務に基づくデータや他国での取り組み、最新の研究成果をもとに、多角的な視点から議論を展開します。また、各委員が専門的知見を持ち寄ることで、より実現可能な方策についての議論が期待されています。
初めにの発言や報告が行われた後、委員同士による自由な意見交換が行われ、具体的な提案や改善案がブレーンストーミングの形で出される予定です。このような非公開形式での議論が行われることにより、忌憚のない意見が交わされ、より実効性の高い施策につながることが期待されます。
参加する委員
委員名簿については、会議後に国土交通省のホームページで公開される予定です。この検討会には、航空業界の専門家、学識経験者が参加し、それぞれが持つ視点や経験に基づいた議論が行われます。これにより、疲労管理の新たな枠組みが作り出され、航空安全の向上につながることを目指しています。
カメラ撮りのご案内
会議の冒頭では報道機関によるカメラ撮りが可能です。カメラ撮りを希望する報道機関は、事前に連絡をとり、必要な手続きを行ってください。また、会議の議事要旨や結果については、後日公式サイトで公表される予定です。
国土交通省では、今後も航空業界全体の安全性向上を図るため、様々な取り組みを進めていくことが必要です。このような検討会を通じて、全国的な航空安全意識の向上と、航空管制官の業務環境の改善を図ることが求められています。