高齢ペットのための新たなケアモデル「メディカルケアシッター」
介護が必要な高齢ペットの増加に伴い、ペットのケアに関する新しい取り組みが始まりました。株式会社notreが提供する「ペットのメディカルケアシッター」は、獣医師、愛玩動物看護師、ペットシッターがワンチームで高齢ペットの在宅ケアを行う、日本初の試みです。このサービスは、2025年12月3日にオリーブジャパン株式会社と業務提携を結び、実現に向けた取り組みとして展開されます。
日本のペット市場の現状
近年、日本のペット関連市場は急成長を遂げ、2024年には国内ペット関連支出が1兆7,800億円を超えると予測されています。高齢ペットの数が増え続け、犬の約60%、猫の約40%がシニアに達しています。このような背景で、慢性疾患の治療や高齢ペットの介護が必要となるケースが増加しているのです。
特に共働き家庭や単身世帯の増加は、病気のペットを一人でお世話するという課題を顕在化させています。長時間留守にするのが不安で、飼い主自身が介護の負担を抱え込むことが多くなっています。
在宅ケアの重要性
ノートル動物病院は高齢や通院が困難なペットのための往診を専門としており、オリーブジャパンでは日常的なペットケアを提供しています。両社が抱える共通の課題は、動物病院から帰った後のペットの在宅ケアの空白です。診療後にも継続した介護や見守りが必要ですが、これまでその体制が整っていませんでした。
「メディカルケアシッター」では、獣医師が監修した個別のケアプランを基に、愛玩動物看護師とペットシッターが協力して、必要なケアを提供します。これにより、高齢ペットが自宅で快適に過ごせる時間を増やすことを目指しています。
協力体制の概要
この新たな取り組みでは、以下のプロセスが確立されます。
1.
ケアプランの作成: 獣医師と愛玩動物看護師がペットの状態を評価し、個別のケアプランを作成。
2.
ケアの実施: 愛玩動物看護師とペットシッターが協力しながら、日常的なケアを実施します。具体的には、愛玩動物看護師が医療的なケア(投薬、輸液、介護ケア等)を担当し、ペットシッターは生活環境を整え、給餌や見守りを行います。
3.
評価と見直し: 訪問後の所見を基に、獣医師がプランを定期的に見直します。
専門研修プログラムの実施
さらに、ペットシッター向けの専門研修プログラムも共同で設立し、安全で品質の高い在宅ケアの実施を目指します。研修を修了したスタッフには認定証が交付され、高品質なサービスを提供できるよう育成します。
両社代表のメッセージ
オリーブジャパン株式会社の川島恵代表は「ペットと人の生活を支えるために、医療チームとの連携が必要だと痛感している。今回の提携を通じて、安心できる在宅ケアを提供できる体制を作りたい」と語りました。
一方、ノートル動物病院の早坂光春院長は「ペットの在宅診療は、診療後のサポートが特に重要。オリーブシッターとの連携で、ペットが穏やかに自宅で生活できる時間を増やしたい」と意気込みを示しました。
今後の展望
この取り組みは、ペットの在宅医療と暮らしの支援を一体として実施し、ペットとその飼い主が安心して生活できる環境を整えていくための重要な一歩です。株式会社notreは、「すべての人と動物が幸せに暮らす未来をつくる」というミッションのもと、今後もペットの健康管理や在宅介護のニーズに応えるべく、様々なサービスを展開してまいります。