ベトナムとの情報通信分野及び郵便分野協力の新たな一歩
ベトナムとの情報通信分野及び郵便分野協力の新たな一歩
令和6年8月6日、松本総務大臣は来日中のグエン・マイン・フン・ベトナム情報通信大臣と重要な会談を行い、両国間の情報通信及び郵便分野の協力を強化するために新たな覚書を更新しました。この覚書は平成22年に締結されたもので、これまでに3回の更新が行われています。さらに、郵便分野に関する覚書も平成27年からの経緯で更新されており、これまでに2度の改訂がされています。特に今回の更新は、両国の情報通信及び郵便分野に対する共通のニーズを反映した結果となりました。
覚書署名の背景
松本大臣とフン大臣の会談は、両国が情報通信分野及び郵便分野においてこれまで築いてきた信頼関係をより堅固なものにするための重要な場となりました。情報通信分野では、サイバーセキュリティや人材育成に加え、新たに「Open RAN」などのオープンで安全な5G技術に関する協力が追加されており、インターネット利用環境の整備においては海賊版対策もその一環として盛り込まれています。
郵便分野については、郵便サービスの品質向上や持続可能なユニバーサルサービスの提供、そしてデジタルトランスフォーメーション(DX)のためのソリューション導入といった新たな挑戦が加わっています。
今後の見通し
今後、総務省はこの覚書に基づき、情報通信分野及び郵便分野における協力をさらに強化していく方針です。これにより、日本とベトナムの双方にとって有意義な交流が進むことが期待されます。
この新たな協力関係の形成は、両国の経済的な結びつきを深めるだけでなく、地域の安定と持続可能な発展にも寄与するものと考えられます。情報通信技術の進展に伴い、両国のビジネス環境や市民生活においても新たな価値が創出されていくでしょう。
日本とベトナムの関係は、歴史的にも深いものであり、今後はさらに多角的な側面での協力が求められています。デジタル社会の波が進む中で、こうした政策の効果的な実施が両国の未来を明るくする要素になるでしょう。
この覚書更新のニュースは、両国の情報通信や郵便の分野における関心をさらに高め、両国民にとっても期待の星となることでしょう。協力の深化が様々な面での発展をもたらすことが期待されます。