新サービス登場
2024-02-27 13:00:02
教員の負担軽減に貢献する新サービス「KOOM時間割クラウド」始動
教職員の業務負担を軽減する「KOOM時間割クラウド」
2023年8月28日、中央教育審議会の特別部会が教員の業務負担軽減に向けた提言を発表する中、コトバンク株式会社はそのニーズに応えるべく、「KOOM時間割クラウド」を正式にリリースしました。この新しいサービスは、教育現場でますます深刻化する教師不足の問題に対して、技術的な解決策を提供することを目的としています。
教員不足の現状と業務負担の実態
近年、教職員の不足が社会問題となっており、教育現場の業務負担がますます重くなっています。特に、時間割の作成は教員にとって労力を要する業務の一つであり、多くの学校では年間200時間にも及ぶ時間をかけて行われています。特に私立の進学校では、複雑な条件を考慮しながら年間の時間割を組むため、教員の負担は大きく、一部の教員に業務が集中してしまうという問題があります。
教員の声の中には、時間割作成が本業である教育活動を圧迫し、引き継ぎが難しいという現実があります。これらの課題を解決するためには、効果的で効率的なツールが必要です。
新サービス「KOOM時間割クラウド」の特徴
「KOOM時間割クラウド」は、従来の時間割作成作業を根本から見直し、クラウド上での簡単な入力と迅速な時間割の生成を実現しました。以下にその主な特徴を紹介します。
1. 協調・分散入力
時勤務希望日を紙やエクセルで管理する必要がなくなり、教員は専用のフォームから自分の予定を直接入力できます。これにより、管理の手間が大幅に削減されます。
2. 迅速な時間割作成
「KOOM時間割クラウド」では、わずか10分で数パターンの時間割を作成でき、出力結果をすぐに比較して最適なものを選ぶことができます。時間割のアルゴリズムには「焼きなまし法」といった高度な手法が用いられており、高度な要求にも応えることが可能です。
3. 日常のスケジュール管理
年に一度の時間割作成にとどまらず、日々のスケジュール管理や試験監督の調整にも役立ちます。作成した時間割は、URLを通じて簡単に共有できます。
キャンペーン情報と将来的な展望
「KOOM時間割クラウド」の初期導入にあたり、国公立の中学校・高等学校を対象に2024年3月から6月を申し込み期間とした年間利用料無料キャンペーンも実施されており、教育機関にとって導入の絶好の機会となっています。
プロジェクトマネジャーの海老原貴宏は、「校務支援ツールの普及は進んでいるが、教員業務の最適化にはまだ多くの課題が残されている」と述べており、「KOOM時間割クラウド」はその第一歩に過ぎないと強調しています。今後もさらなるサービスの拡大に期待が寄せられています。
コトバンク株式会社について
コトバンク株式会社は「教育に、最高の道具を」というビジョンのもと、教育者を支援するサービスを提供するEdTech企業です。音読指導アプリ「リピートーク」や、国際教育に関する情報を発信する「国際教育ナビ」を運営し、教育現場の多様なニーズに応えています。
教育の未来を切り開く「KOOM時間割クラウド」。教育現場の変革に向けた第一歩として、今後の活動から目が離せません。
会社情報
- 会社名
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コトバンク株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区渋谷1-15-12301
- 電話番号
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