健康増進プロジェクト
2025-06-23 19:04:45

弘前大学と雪印メグミルクが健康増進へ取り組む重要プロジェクト

弘前大学と雪印メグミルク、健康増進プロジェクトに参加



弘前大学と雪印メグミルク株式会社は、共同研究講座『ミルク栄養学研究講座』を通じて、青森県弘前市で行われる健康診断「岩木健康増進プロジェクト健診2025」に参加しました。このプロジェクトの一環として、昨年から「乳製品摂取健診」と「糖化年齢健診」を実施しています。

大規模健康診断「岩木健康増進プロジェクト健診」



「前回の健康診断は5月31日から6月9日までの期間に行われ、弘前市岩木地区にお住まいの約1,300名が参加しました。この健康診断は、弘前市と弘前大学、青森県総合健診センターが連携して行っているもので、今年で21回目を迎えます。

このプロジェクトは、約3,000項目という壮大な健診項目を設け、健康に関する膨大なデータを記録しています。目的は、青森県の健康問題を医学的な視点から総合的かつ詳細に調査し、その結果を基に健康の維持や増進、さらには地域の生活の質の向上を図ることにあります。

乳製品摂取健診と糖化年齢健診



「乳製品摂取健診」は、牛乳や乳製品の摂取が健康に与える影響を多角的に分析することを目指しています。この健診では、摂取頻度の調査やカルシウム診断などを行い、生活習慣病予防や健康管理に役立つデータを集めています。

一方、「糖化年齢健診」は、加齢と共に皮膚に蓄積される終末糖化産物(AGEs)を高精度で測定し、短時間で「糖化年齢」を算出します。これは、美容や健康管理の指標として注目されており、先行研究では皮膚AGEsの量と実年齢との相関が報告されています。さらに、2024年の研究では、糖化年齢と血糖マーカーや抗酸化作用を有する食品群の摂取量との関連が確認されました。

健康データの蓄積と地域貢献の未来



雪印メグミルクは、今後も「岩木健康増進プロジェクト健診」で収集したデータを基に、乳製品摂取が健康増進に与える影響の解明を進める予定です。地域の健康課題に対するアプローチを強化し、その成果を商品やサービスに反映させていく方針です。

両者の連携により、乳製品が持つ新たな価値を探索し、地域社会の健康に貢献し続けることを目指しています。この取り組みは、食生活改善を推進し、青森県の健康の向上に寄与する重要な一歩といえるでしょう。

さらなる取り組み



今後も弘前大学COI-NEXTの他の機関と協力し、健康ビッグデータを活用した研究や活動を推進していく考えです。このような取り組みが広がることで、青森県の短命県返上に向けた大きな力となることが期待されています。

日本の地域健康推進に意義深い活動として、今後も注目を集めるでしょう。

健康に関心のある方々も、ぜひこのプロジェクトの進展を見守ってください。


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